2006年10月 6日 (金)

えっ、20万円! の「学童保育」って

今夜(10/6)のNHK9時のニュースで、「変わる放課後 学童保育はいま・・・」と題して世田谷区と港区にある3種類の「学童保育」が紹介されていた。(「 」でくくったのは、果たしてこれをすべて学童保育と呼んでいいのかというおすぎの疑問から)

まずは、すべての小学生(共働きの家庭も、保護者が家にいる家庭も)を対象にした放課後児童対策事業。いわゆる「全児童対策」ってやつですね。

世田谷ではBOP(Base of Playing=遊び場基地?)と呼び、現在は学童保育の機能を持つとされる新BOPの話し。昨年4月から区内の小学校全64校で空き教室などを利用して実施されているという。

BOPは1~6年生を対象にしていて無料。
新BOP内学童保育クラブは1~3年生を対象にしていて、おやつ代として月額2,000円。
全児童の90%が参加していると説明されていた。

(新BOPについては、世田谷区のHP→新BOPの内容

(参考に、Googleでひっかかった →リヴィアさん、日々のわざ:世田谷区の学童保育の「今」を説明してみる


次に出てきたのがエムアウトという民間会社が先月開設したキッズベースキャンプ

きめ細かいサービスと安全を売りに、会員数は180名にのぼっているという。

留守家庭かどうかに関係なく1~6年生対象。週5日・放課後~19時で標準月額¥39,800

親の携帯にメールが届く「入退出情報配信システム」やらメディカルサポートやら車での送迎サービスが標準装備。

オプションで延長預かり、夕食・昼食、体験学習・イベントなどが付いている。

延長預かりは最大で22時!!

最後は港区にある環優舎というところ。子どもを持つ親が家庭で預かり、手作りの食事を出し、箸の持ち方から英語まで教える家庭保育室?

母親のニーズに応えようとマンションの1室を借りて運営しているという。

職場にいる母親が子どもの様子を常に確認できるようにとWebカメラも設置されている。

連絡があれば深夜まで預かるという・・・。

月額20万円!!!

「医師や外資系で働く女性から問合せが相次いでいる」という。

学童保育の世界もに格差が進行中か…。

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2006年8月 8日 (火)

保育合研(分科会)に参加して

「輝け! 子どものいのちと笑顔 ひろげよう 平和へのねがい」をメインテーマに、8月5日から7日まで、今年は埼玉県を舞台に全国保育団体合同研究集会(保育合研)が開催されました。

ホントは3日間通しで参加したかったのですが、土曜日は病院(入院している母親の顔を見に)、月曜日は仕事が入っていて、結局参加できたのは日曜日の分科会のみ。

その分科会もどこ(どっち)に出ようかちょっと(かなり)迷ったのですが、結局「放課後の豊かな生活と学童保育」という分科会に落ち着きました。(フォトジャーナリストの郡山総一郎さんが講師をつとめる「紛争・貧困 私が出会った人 そして子どもたち」にもかなり出たかったのですが・・・)

実は、保育合研の参加は今回が初めて。

子どもが保育園に通っていたときにも興味はあったのですが、自ら参加するところまではいかず、「代表派遣?」にカンパをするところまで。

たまたま、今年は開催地が埼玉。そして分科会の一方が比較的近くの立教大学ということもあって、参加となったわけです。

当初は「要員」で道案内をするつもりでいたのですが、「若い方」がたくさん集まってくれたようで、道案内は無し、分科会の参加のみとなりました。

2006_8_8 「学童保育」の分科会は、保育園がメインの保育合研のなかではちょっと外れた存在。

それでも、指導員や父母(OBも含めて)、議員さんも含めて35名の参加で結構にぎわいました。

レポートは2本。

埼玉県新座市学童保育の会からは、2006年度からの指定管理者制度導入にあたり、父母と指導員が力を合わせて、市と交渉・要請活動をする中で、それまで業務委託で学童保育を運営していた社会福祉協議会を、引き続き随意指定で指定管理者とさせることができた取り組みが報告されました。

また、葛飾区の金町学童保育クラブからは、市が指導員と保護者を引き離す形で進めている公立学童の民営化のなかで、私立保育園が学童クラブの運営を受託し、公立学童では不十分だったところも改善しながら、保育実践を積み上げてきている報告がありました。

討論のなかでは、川崎市の参加者から、学童保育が廃止され、市が強引に推し進めた「全児童対策事業」(わくわくプラザ)の結果、子どもたちの事故が多発し、指導員はただ子どもたちを見ているだけの「難民キャンプ」状態になっているとの報告がありました。

川崎のわくわくプラザは、現在、国が進めようとしている「放課後子どもプラン」の先取り。
この形態が全国に広まっていくのなら、学童保育は廃止の危機に・・・。

まぁ、そうならないように踏ん張っていかなくちゃいけないんですけどね・・・。

3日目の香山リカさんの記念講演「平和・教育・自己責任 -いまどきの『常識』から考える-」も聴きたかった・・・。(残念!)

ps)「集会アピール」によれば、3日間の参加者は全都道府県から10,575名とのこと。
1万人を超える研究集会って、そうそう無いですよね・・・。参加された皆さん、そして要員として集会を支えた埼玉の皆さん、ホントにお疲れ様でした。
ここで得たエネルギーをぜひ今後の活動につなげていきましょう。

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2006年3月19日 (日)

学童保育のこと(「平和」は我が家から・・・25)

昨日、久しぶりに昔、子どもたちがお世話になった学童保育をたずねてみた。
ちょうど4月から新しく入る子どもたちの説明会があるというので、一緒に話しを聞かせてもらった。

我が家では、いま大学3年生の娘が小学校2年生だった時(13年前?)に引っ越して来て以来、3人の子どもたちがこの学童でお世話になった。
当時はまだ父母会運営だったので、月1回集まる運営委員会ではいつも父母と指導員でお金の話しをしていた。もちろん子どもの話しもしたけれど・・・。

当時は子どもたちも6年生まで在籍できたので、2人、3人と子どもがいると、父母と指導員のつき合いは10年にもなり、強いつながりを持っていた。

子どもたちも、同じ学年の子は高学年になるにつれて少なくなるけれど、6年生まで残った子どもたちのつながりは強く、文字どおり「昼間のきょうだい」。
小学校を卒業してからもずーっとつき合いがあり、我が家の大学生の娘も高3の息子もそうだ。

1996年から、運営の責任が市に移り、父母や指導員はとりあえずお金の心配をしなくて済むようになった。
しかし、同時に対象学年は4年生までとなり、指導員の異動も始まったため、以前のような父母同士、父母と指導員のつながりはだんだん希薄なものになっていってしまう。
学童のOBも(父母も)、そこに行けば懐かしい指導員がいるという状況ではなくなってしまった。

2006_3_19 この写真のレリーフ(粘土細工?)は、上の二人が学童保育を卒所する時に、指導員が本人の希望を聞きながら、ていねいに粘土をこねて作ってくれたものだ。
これを見るたびに、作ってくれた指導員の思いと学童保育の温かさを感じる。
3番目の息子の時には制度が変わったこともあり、そういうものは残っていない。

若いお母さんやお父さんたちと一緒に、入室説明会の指導員さんの話しを聞いた。
この学童ではまだ長くはないけれど、昔の父母会運営時代に別の学童にいた方で、父母との関係をとても大切にしていてくれる方。
希薄になったとは言え、まだまだ父母と指導員のつながりは大丈夫のようだ。

お母さんたちの心配は、子どもたちの帰宅時のこと。
学校からの帰宅時には、結構周囲の目があるけれど、その後の学童からの帰宅時には子どもたちを見守る目がほとんどなくなってしまう。不審者情報も結構多い。
ボランティアで学童っ子の帰宅に付き添ってくれるところも生まれているようだけれど、ここでもホントは父母同士のつながりやチームワークが必要なんだと思う。
みんながみんなお迎えにいける訳でもないし・・・。

ホントはまだまだ学童が必要な子もいるはずなんだけど、4年生で「卒業」を迎える。
そして保育園や幼稚園をおえた子どもたちが、小学校の入学式よりひと足早く学童保育に入ってくる。

春ですね・・・。

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