2008年2月24日 (日)

歩きながら9条を考える(9条ピースウォーク広島を出発!)

2008_2_24 今年5月、千葉の幕張メッセを主会場に「9条世界会議」が開催される。

5月4日の全体会に続き、5日には分科会、6日にはまとめの会議が行われる。

並行して多種多様な自主企画も繰り広げられるという。

ホームページ「『9条世界会議」-世界は9条を選びはじめた」によれば
 
戦後60年たったから、新しくしなくちゃという発言も一部あったけれど、
60年以上も平和を守ってきた9条だから、もっと考えて、もっと大切にして!
そう痛感して世界から9条へのメッセージを携えた人たちがやってくる、
それが『9条世界会議』です。

ノーベル平和賞受賞者や平和問題に取り組む人たちの話に耳を傾け、
ときに意見交換したりと、彼らとシェイクハンドするのは会場に足を運んでくれるみなさん。
ライブや研究発表、映像コンペなど、企画して、参加するのも自由。
誰かが企画するのを待ってないで、どんどん参加する、創っていくのが、
この新しい世界会議のスタイルです。
まずは、仲間と声をかけあってみよう。何がやりたい? できることは何?
とりあえず、はじめの一歩を踏み出してみよう。

とのことで、とにかくみんなでよってたかって、9条を考える一大イベントにしようというものだ。

そのプレイベントとして、「9条ピースウォーク」が今日、広島を出発した。

広島の平和公園を出発し、71日間かけて国際会議の開かれる幕張メッセまで歩き通そうという企画だ。

2日間以上にわたってピースウォークに参加できる人には、実行委員会が宿の提供(手配)をしてくれるという。

ピースウォークへの関わり方はいろいろ・・・

もちろん「歩く」(少しでも、たくさんでも、車椅子でも、ベビーカーでも・・・)

歩けなくても

「歩く人たちを迎える」(宿泊や食事の提供、交流会の開催・・・)

「沿道で声援を贈る」(歩く人たちの何よりの励ましになります・・・)

「寄付」(歩けないけど気持ちは、という方はこれ・・・)

「実行委員会のサポート」(長期間・長距離移動のためサポーターが必要・・・)

それぞれの方が、それぞれのできる範囲、できる形で関わってくれることがこのイベントの成功につながっていくようだ。

1日20キロ程度のウォーク。

おすぎも都内のコースを1~2日歩きたいと思っている。

が、まずは寄付かな・・・。

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2008年1月15日 (火)

「平和」を見つめる若い感性(現代百人一首)③

ことしも東洋大学「現代百人一首」の入選作品が発表された。

このイベントは1987年に東洋大学が創立100周年記念事業の一つとして始めたもので、この21年間に寄せられた作品総数は82万首を超えているという。

寄せられた作品のなかにはその時代の平和の状況を代表したものも多い。

新しい平和がみえたヨーロッパやっと解けたよベルリンの壁
(高3女子・1990年)

アメリカのテロ報復が行き先を変えてしまった修学旅行
(高2女子・2002年)

戦争の終わりの証は何ですかイラクの瓦礫に立つ子どもたち
(高2男子・2006年)

15日に発表された、ことしの作品のなかから、平和や戦争に関するものを拾ってみた。

これ以外にも「31文字」に込められた感性豊かな学生たちの短歌がたくさん寄せられているので、ぜひ東洋大学のサイトをご覧いただきたい。

第21回東洋大学「現代百人一首」

無言館絵のうったえに答え出ず何をすべきかたたずむ私
(東京都 中学2年生)

「俺は何故生き残ったんだ」涙する祖父の背中に言い返せぬ夏
(神奈川県 高校1年生)

猛毒の枯れ葉剤でもドクちゃんの生きる希望は枯らせなかった
(京都府 専門学校1年生)

八月の長崎の空ためらって大雲は影をやさしく落とす
(長崎県 高校1年生)

この他にも、大学が主催している短歌や俳句のコンクールがある。

それぞれ「優秀賞」「入選」などと選考委員会が選んでいるが、おすぎにはその違いをわかるだけの力が無いので、順不同で以下に掲載させていただく。

第6回同志社女子大学「SEITO百人一首」短歌コンクール

涙さえあとかたもなく奪いさる深き悲しみ広島の夏
(徳島県 高校2年生)

忘れへん楽しかった思い出と沖縄の人の笑顔と戦争
(大阪府 高校1年生)

広島で大きい骨のそばにある小さい骨見て平和を願う
(シンガポール 高校1年生)

近代史この1ページでどれだけの尊い命が奪われたのか
(千葉県 高校3年生)

黒板の先生が描いた戦争の絵胸に残ったチョークの傷跡
(岩手県 高校1年生)

龍谷大学第5回青春俳句大賞

椅子一つ足らぬ机や沖縄忌
(茨城県 大学4年生)

雑草の中大樹あり沖縄忌
(千葉県 大学1年生)

國學院大學第9回高校生創作コンテスト

【短歌の部】

爆音を 響かせ飛ぶは 軍用機 横田の空へ 吸い込まれゆく
(山梨県 高校3年生)

行脚する 八月六日の 雲のない 広島の空 平和を祈る
(山梨県 高校2年生)

【俳句の部】

飛車の駒 まっすぐ進む 原爆忌
(青森県 高校3年生) 

<関連記事>

「平和」を見つめる若い感性(現代百人一首)②

「平和」を見つめる若い感性(現代百人一首)

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2007年12月 8日 (土)

喪中を知らせるハガキ(さくらさん、平和を願いつつ・・・)

11月末から12月初めにかけて、喪中を知らせるハガキが届く。

例年と違ったのは、ことしは我が家からも喪中のハガキを出したことと、

ボクが若いときに、とてもお世話になった人が亡くなっていたことをここにきて知ったことだ。

その方は、さくらさんと言う。

平和の問題に多少なりとも関心のあったボクは、十数年にわたって分裂開催となっていた原水爆禁止世界大会が統一されるという話を聞いて、ぜひとも広島に行ってみたくなった。

その話を職場ですると、「それなら組合の代表で派遣してもらえるんじゃない」と言うことになり、話がトントンと進み、千代田の統一代表団の一員として、その夏の原水爆禁止世界大会に参加することになった。

出発前にはいくつかの集まりがあり、千代田原水協の集会へも参加した。

そこで初めてさくらさんと出会った。場所は違うけど同じ勤務先の方だ。

名前を聞いて、「アレッ?」と思った。

実は「組合の代表で派遣してもらえる」と教えてくれた方のダンナさんだったのだ。

小柄で控えめな50歳くらいの方で、「あの、さくらさんのご主人ですか?」と聞くと

「いえいえ、どちらが主人だかわかりませんが・・・」などと笑わせてくれた。

原水禁大会に若いボクが参加することをとても喜んでくれた。

さくらさんは、千代田の平和委員会で役員をやり、日中友好協会にも関わって、夏に山の手教会で開催されるようになった「平和のための戦争展」でも、ホントに地道に力を出されていた。

ボクも一緒に平和の活動をする機会が多くなった。

1980年代に、いわゆる教科書問題がマスコミで取り上げられ始めた。

教員志望だったボクは、この問題に引きつけられ、関係する資料を集め、講演会などにも出かけた。

都立大の山住正己先生が中心となり、「教科書問題を考える市民の会」が結成された。

職場で「教科書問題を考える会」という小さな学習会を何度か開いたときにも、相談にのり、力になってくださった。

20年近く前に定年退職をされたが、平和への思いは強く、地元で「平和のための戦争展」をやりたいと奮闘されていた。

どうしたことか、今年、さくらさんからの年賀状は2通届いている。

1通には教育基本法や憲法への思いを書き入れ、最後に「今年も『反戦平和』で行きたいですね。」と結んでいるもの。

もう1通には、同じ印刷した年賀状の余白に、我が家の子どもたちの成長を驚きつつも、とても喜んでくれている様子や、80歳になり腰痛で外出がままならない様子がびっしりと書きこまれている。

我が家からの年賀状の返信として書かれたもののようだ。

この年賀状のやりとりが最後になってしまった。

会いたいなぁと思ったそのときに、会いに行っておけばよかったのに・・・、

せめて電話を掛けておけばよかったのに・・・と今は後悔している。

奥様からいただいたお手紙から********

「・・・戦後50年から、仲間と始めた「平和のための戦争展・・」の仕事が最後でしたが、在職中からの活動の基点はすべて平和を願う所からのものでした。頑固さを押し通し、病気の発見も遅れ悔いを残す形での最後でしたが・・・」

ボクはその後、さくらさんのようには平和の活動ができていない。

地道に活動しなければと思ってはいても、ついつい楽なほうへ流れてしまっている。

小さな平和のビラを配っているさくらさんの姿を思い出しながら・・・

合掌

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2007年11月27日 (火)

千葉大が「ロボット憲章」制定

NIKKEI NETに以下の記事が掲載された。(2007/11/27)

千葉大が「ロボット憲章」制定・平和利用に限定

 千葉大(千葉市)は26日、ロボット研究者の倫理を独自に規定した「千葉大学ロボット憲章」を発表した。ロボット研究を平和利用に限定することが狙い。

 憲章は5条からなり、第4条にはSF作家の故アイザック・アシモフ氏が提唱した「ロボット工学3原則」の順守も盛り込み、第5条で千葉大を離れても憲章の精神を尊重するよう求めた。

 千葉大の宮崎清副学長は「先端科学技術には常に光と影がある。人類を不幸にしないため、ロボット研究者の責任は重大で、学内で倫理規定が必要との議論が高まった」と説明している。〔共同〕

早速、千葉大学のHPをのぞいて見ると、トップページのTOPICSからリンクがはられていた。

千葉大学ロボット憲章
  (知能ロボット技術の教育と研究開発に関する千葉大学憲章)

本文は全5条からなる短いものであるが、千葉大学のロボット開発に関する基本的な考え方がきちんと書き込まれたものである。

ちょっと関連する記事↓

ロボットに殺人兵士やらせようとしてるやつが嫌い(西和彦氏)(2005/9/18)

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2007年10月28日 (日)

台風一過の青空の下

台風一過の気持ちよい青空が広がった。

よ~し、荒川まで行ってみるか・・・。

まだ寝ている家族を起こさないように、静かに家を出た。

通りに出ると、おまわりさんが自転車で歩道を疾走している。

パトカーが赤色灯を点滅させて走っている。

交差点では信号の制御をするためか、おまわりさんが立っている。

空にはバタバタとヘリコプターが旋回している。

2007_10_28 何があるんだろう? と思いながら歩いていくと、交差点に看板が立っていた。

そうかぁ、観閲式か・・・。

反対するデモ隊の声はほとんど聞こえないのに、それを打ち消すような街宣車のがなり声が聞こえてくる。

日曜日

台風一過の青空に

バタバタと黒い機体のヘリコプターが旋回している。

静かな川沿いを

自衛隊のジープが赤色灯を点滅させて走っていく。

自分の住む町の近くにも基地がある・・・。

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2007年8月 9日 (木)

8月9日・ナガサキ

今日は62回目の長崎原爆の日。

4月の市長選の最中、凶弾に倒れた伊藤一長前市長の意思を受け継ぐ形で、田上市長が「平和宣言」を読み上げた。

原爆投下は「しょうがない」と言った地元長崎の久間前防衛大臣には、この宣言は届かないのだろう・・・。

長崎平和宣言

  「この子どもたちに何の罪があるのでしょうか」

 原子爆弾の炎で黒焦げになった少年の写真を掲げ、12年前、就任まもない伊藤一長前長崎市長は、国際司法裁判所で訴えました。本年4月、その伊藤前市長が暴漢の凶弾にたおれました。「核兵器と人類は共存できない」と、被爆者とともに訴えてきた前市長の核兵器廃絶の願いを、私たちは受け継いでいきます。

 
 1945年8月9日、午前11時2分、米軍爆撃機から投下された1発の原子爆弾が、地上500メートルで炸裂しました。

 猛烈な熱線や爆風、大量の放射線。

 7万4千人の生命が奪われ、7万5千人の方々が深い傷を負い、廃墟となった大地も、川も、亡骸で埋まりました。平和公園の丘に建つ納骨堂には、9千もの名も知れない遺骨が、今なお、ひっそりと眠っています。

 
  「核兵器による威嚇と使用は一般的に国際法に違反する」という、1996年の国際司法裁判所の勧告的意見は、人類への大いなる警鐘でした。2000年の核不拡散条約(NPT)再検討会議では、核保有国は、全面的核廃絶を明確に約束したはずです。

 しかしながら、核軍縮は進まないばかりか、核不拡散体制そのものが崩壊の危機に直面しています。

米国、ロシア、英国、フランス、中国の核保有5か国に加え、インド、パキスタン、北朝鮮も自国を守ることを口実に、新たに核兵器を保有しました。中東では、事実上の核保有国と見なされているイスラエルや、イランの核開発疑惑も、核不拡散体制をゆるがしています。

 新たな核保有国の出現は、核兵器使用の危険性を一層高め、核関連技術が流出の危険にさらされています。米国による核兵器の更新計画は、核軍拡競争を再びまねく恐れがあります。

 米国をはじめとして、すべての核保有国は、核の不拡散を主張するだけではなく、まず自らが保有する核兵器の廃絶に誠実に取り組んでいくべきです。科学者や技術者が核開発への協力を拒むことも、核兵器廃絶への大きな力となるはずです。

 
 日本政府は、被爆国の政府として、日本国憲法の平和と不戦の理念にもとづき、国際社会において、核兵器廃絶に向けて、強いリーダーシップを発揮してください。

 すでに非核兵器地帯となっているカザフスタンなどの中央アジア諸国や、モンゴルに連なる「北東アジア非核兵器地帯構想」の実現を目指すとともに、北朝鮮の核廃棄に向けて、6か国協議の場で粘り強い努力を続けてください。

 今日、被爆国のわが国においてさえも、原爆投下への誤った認識や核兵器保有の可能性が語られるなか、単に非核三原則を国是とするだけではなく、その法制化こそが必要です。

 長年にわたり放射線障害や心の不安に苦しんでいる国内外の被爆者の実情に目を向け、援護施策のさらなる充実に早急に取り組んでください。被爆者の体験を核兵器廃絶の原点として、その非人道性と残虐性を世界に伝え、核兵器の使用はいかなる理由があっても許されないことを訴えてください。

 
 爆心地に近い山王神社では、2本のクスノキが緑の枝葉を大きく空にひろげています。62年前、この2本の木も黒焦げの無残な姿を原子野にさらしていました。それでもクスノキはよみがえりました。被爆2世となるその苗は、平和を願う子どもたちの手で配られ、今、全国の学校やまちで、すくすくと育っています。時が経ち、世代が代わろうとも、たとえ逆風が吹き荒れようとも、私たちは核兵器のない未来を、決して諦めません。

 
 被爆62周年の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典にあたり、原子爆弾の犠牲になられた方々の御霊の平安をお祈りし、広島市とともに、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に力を尽くしていくことを宣言します。

  2007年(平成19年)8月9日 
                   長崎市長 田 上 富 久

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2007年8月 6日 (月)

8月6日・ヒロシマ

今日は62回目の広島原爆の日。

8時15分の黙祷さえしそびれたおすぎだが、「平和宣言」は全文を読んだ。

式典に参加し、間近でこの宣言を聞いた安倍首相には、やはりこの宣言は届かないのだろうと思いながら・・・。

平 和 宣 言

運命の夏、8時15分。朝凪(あさなぎ)を破るB-29の爆音。青空に開く「落下傘」。そして閃光(せんこう)、轟音(ごうおん)――静寂――阿鼻(あび)叫喚(きょうかん)。

落下傘を見た少女たちの眼(まなこ)は焼かれ顔は爛(ただ)れ、助けを求める人々の皮膚は爪から垂れ下がり、髪は天を衝(つ)き、衣服は原形を止めぬほどでした。爆風により潰(つぶ)れた家の下敷になり焼け死んだ人、目の玉や内臓まで飛び出し息絶えた人――辛うじて生き永らえた人々も、死者を羨(うらや)むほどの「地獄」でした。

14万人もの方々が年内に亡くなり、死を免れた人々もその後、白血病、甲状腺癌(こうじょうせんがん)等、様々な疾病に襲われ、今なお苦しんでいます。

それだけではありません。ケロイドを疎まれ、仕事や結婚で差別され、深い心の傷はなおのこと理解されず、悩み苦しみ、生きる意味を問う日々が続きました。

しかし、その中から生れたメッセージは、現在も人類の行く手を照らす一筋の光です。「こんな思いは他の誰にもさせてはならぬ」と、忘れてしまいたい体験を語り続け、三度目の核兵器使用を防いだ被爆者の功績を未来(みらい)永劫(えいごう)忘れてはなりません。

こうした被爆者の努力にもかかわらず、核即応態勢はそのままに膨大な量の核兵器が備蓄・配備され、核拡散も加速する等、人類は今なお滅亡の危機に瀕(ひん)しています。時代に遅れた少数の指導者たちが、未だに、力の支配を奉ずる20世紀前半の世界観にしがみつき、地球規模の民主主義を否定するだけでなく、被爆の実相や被爆者のメッセージに背を向けているからです。

しかし21世紀は、市民の力で問題を解決できる時代です。かつての植民地は独立し、民主的な政治が世界に定着しました。さらに人類は、歴史からの教訓を汲んで、非戦闘員への攻撃や非人道的兵器の使用を禁ずる国際ルールを築き、国連を国際紛争解決の手段として育ててきました。そして今や、市民と共に歩み、悲しみや痛みを共有してきた都市が立ち上がり、人類の叡智(えいち)を基に、市民の声で国際政治を動かそうとしています。

世界の1698都市が加盟する平和市長会議は、「戦争で最大の被害を受けるのは都市だ」という事実を元に、2020年までの核兵器廃絶を目指して積極的に活動しています。

我がヒロシマは、全米101都市での原爆展開催や世界の大学での「広島・長崎講座」普及など、被爆体験を世界と共有するための努力を続けています。アメリカの市長たちは「都市を攻撃目標にするな」プロジェクトの先頭に立ち、チェコの市長たちはミサイル防衛に反対しています。ゲルニカ市長は国際政治への倫理の再登場を呼び掛け、イーペル市長は平和市長会議の国際事務局を提供し、ベルギーの市長たちが資金を集める等、世界中の市長たちが市民と共に先導的な取組を展開しています。今年10月には、地球人口の過半数を擁する自治体組織、「都市・自治体連合」総会で、私たちは、人類の意志として核兵器廃絶を呼び掛けます。

唯一の被爆国である日本国政府には、まず謙虚に被爆の実相と被爆者の哲学を学び、それを世界に広める責任があります。同時に、国際法により核兵器廃絶のため誠実に努力する義務を負う日本国政府は、世界に誇るべき平和憲法をあるがままに遵守し、米国の時代遅れで誤った政策にははっきり「ノー」と言うべきです。また、「黒い雨降雨地域」や海外の被爆者も含め、平均年齢が74歳を超えた被爆者の実態に即した温かい援護策の充実を求めます。

被爆62周年の今日、私たちは原爆犠牲者、そして核兵器廃絶の道半ばで凶弾に倒れた伊藤前長崎市長の御霊(みたま)に心から哀悼の誠を捧(ささ)げ、核兵器のない地球を未来の世代に残すため行動することをここに誓います。

2007年(平成19年)8月6日
                      広島市長 秋 葉 忠 利

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2007年5月22日 (火)

読売新聞「『平和』の今」がおもしろい

読売新聞が「『平和』の今」と題した記事を連載している。
(と言っても我が家では読売新聞は購読していないので→YOMIURI ONLINE

【(1)「原爆の日」広島も登校日】(5月15日)
30年以上前から、原爆が投下された8月9日を公立小中学校の登校日にしている長崎県。県内すべての小中学校に平和教育の担当教員が置かれ、被爆体験の講演会など、行事の企画立案を担当しているという。
一方、広島では2005年の調査で、市内の4年生以上の小学生の64.8%、中学生でも37%が広島の原爆投下日時を知らないとの結果が出た。危機感を持った市の教育委員会は、具体的な教科に即した「平和教育の指導資料を作り、昨年ようやく、8月6日を意識させる登校日を設けるように各校に通知を出したという。

【(2)国際的視点で一貫教育】(5月16日)
立命館大学では「平和と民主主義」という教学理念を具体化した施設として1992年に平和ミュージアムを開館した。いま、この博物館と連携して、付属の小学校から高校そして大学までの平和教育をより充実させる構想が進んでいるという。

【(3)生の教材「戦争遺跡」】(5月17日)
沖縄県南風原(はえばる)町の「陸軍病院南風原壕(ごう)群20号」。人力で掘られた約30の洞穴からなり、1945年4月の米軍上陸を前に造られた。「ひめゆり学徒隊」が傷病兵を手当てした場所でもあるという。当初は、壕をそのまま保存し、非公開とする方針だったが、「いずれ朽ちるなら、1人でも多くの人に戦争を追体験してもらおうという判断」で一般公開に踏み切るという。

【(4)核廃絶 教室から世界へ】(5月18日)
「これまで、イランが核兵器を持つべきだと思っていた。でも、今はいかなる国も核兵器を持つべきではないと考えが変わった」
前日に、原爆忌の平和記念式典に参加したアラブ首長国連邦の女子学生の発言。広島市立大学が毎年、世界中から受講生を集めて、夏に開講している約2週間の集中講座「ヒロシマと平和」。その最終日に行われた受講生同士の討論の場だった。

【(5)松代大本営 生徒がガイド】(5月19日)
「戦争反対を教条的に唱えても平和は守れない。他人を思いやり、地域を愛することが平和につながると考えています」
第2次大戦末期、本土決戦のため、日本軍が極秘に工事を進めていた松代大本営地下壕(ごう)。ここのガイドをつとめる私立長野俊英高校郷土研究班の顧問の先生の話。

【(6)「未体験」超え 沖縄戦発信】(5月22日)
戦争未体験の世代も沖縄の平和学習を支える。
「住民の集団自決のように、その場にいなければ人々の心理状態が分からないこともある。高校生には、教えるというより、『このように伝えられているけど、どう思う』と、一緒に考えるようにしています」と琉球大学「学生平和ガイド」のメンバー。

どの記事も「平和」について、高いところから堅い話をするのではなく、身近なところで「平和」について考えさせてくれる。
このシリーズ、たぶん10回まで続くはず。ぜひ、多くの人に読んでほしい。

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2007年5月12日 (土)

本土復帰35年を前に、沖縄で5・15平和行進

あまりマスコミでは取り上げられていないが、5月15日に本土復帰35年を迎える沖縄で「5・15平和行進」(主催:沖縄平和運動センター)が行われている。

5/11沖縄タイムス「改憲阻止 一歩に託し/5・15平和行進」

この平和行進は本土復帰5年目の1978年に始まったもので、今年30回目を迎えた。
節目の年にあたる今年は、10日に復帰運動の原点となった国頭村を出発する~大宜味村~名護市役所の復帰35年特別コースも設けられ、「平和な沖縄を取り戻そう」と約30キロの道のりを歩いた。

11日には、
米軍普天間飛行場の移設先である名護市辺野古を出発する東コース
恩納村の万座ビーチを出発する西コース
糸満市摩文仁の平和祈念公園を出発する南コース

の3コースから合わせて1,500人が「新たな基地建設を許すな」「平和憲法を守ろう」などの声を響かせて歩いた。

12日には本島中部の北谷町で合流し「5・15平和とくらしを守る県民大会」を開催。

13日には嘉手納基地を包囲する「人間の鎖」が行われる。

憲法「改正」の手続を定める国民投票法案が委員会で採決され、14日の参院本会議で成立が確実視されている今日。

「平和憲法を守ろう」という沖縄からの叫びは切実だ。

基地の実態から言えば、沖縄が本土なみになるどころか、本土が沖縄により近づいていくことになる。

平和行進には参加できなかったけれど、沖縄に思いを寄せて、荒川までの土手をあれこれ考えながら歩いた。

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2007年3月 1日 (木)

今日は何の日・ビキニの日

今日3月1日は「3・1ビキニデー」である。

と書きだしてはみたものの、「それって、なに?」という方が多いのではないだろうか。

各新聞社のサイトをのぞいたが、見つけられたのは以下の東京新聞(Chunichi Web Press)の記事だけである。

非核へ日本の役割増大を 静岡でビキニデー集会

 静岡県焼津市の遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」が太平洋・ビキニ環礁での米国の水爆実験で被ばくしてから53年を迎えた1日、同市文化センターで「3・1ビキニデー集会」が開かれ、参加者からは核廃絶に向け日本の役割増大の必要性を指摘する声が相次いだ。

 集会の中で、同船の元漁労長、見崎吉男さん(81)と第五福竜丸に関する詩画集を手掛けた米国の詩人アーサー・ビナードさん(39)が対談。見崎さんは「21世紀こそ日本が平和国家としての存在感を示してほしい」と呼び掛け、ビナードさんは「人類が核の冬を迎えていないことは運動の成功を物語る」と活動にエールを送った。

 また、米国の平和活動家は「日本人こそ核の危険を深く理解しており、核廃絶への責任がある」と指摘した。集会は最後に非核3原則の堅持などを求めるアピールを採択し閉幕した。

「ビキニデーってなに?」という方は、原水協のサイトをみてください。参考になると思います。(ちょっと古いけど・・・)

ビキニデー(1日)、東京大空襲(10日)と続く3月は、8月とならんで平和について考えさせてくれる月である。

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2007年2月 4日 (日)

月に平和のメッセージを届けませんか?

「JAXA(ジャクサ)」って、何だそれ? と思われる方も多いと思います。かく言う私もそうでした。

Japan Aerospace Exploration Agency”日本名「宇宙航空研究開発機構」と言うそうです。

種子島宇宙センターで知られる宇宙開発事業団などの宇宙開発3機関が総合されて、2003年にできた独立行政法人。

まぁ、そのことはどうでもいいのですが、このJAXAが今年の夏打ち上げ予定の月周回衛星“SELENE”(セレーネ)に載せて月に送り届けるメッセージを募集しています。

当初は1月末が締切予定でしたが、余裕がある(つまり集まりが悪かった?)とのことで、募集期間が2月28日まで延期になったようです。

「セレーネは、『月がどのように形成され、どのような変遷を経て現在に至っているか』の核心に迫る科学データを取得することを目標にしている衛星で、アポロ計画以来最大の月探査計画」だそうです。

寄せられた応募者の名前とメッセージをシートに印字し、この衛星に搭載して月まで運ぼうというもの。目標は100万通!

名前(ニックネームでも可)は10文字以内、メッセージは20文字以内でハガキでもインターネットでも応募できます。

詳しい募集要項はこちらをご覧ください。

セレーネ「月に願いを!」キャンペーン

いままでに届いているメッセージには、こんな方のこんなものがあります。

「衛が に祈るを 信じたり」永六輔さん

「満月や 北京の夜空(そら)に 夢叶え」星野仙一さん

「月から国境線は見えますか?」村尾信尚さん(日本テレビZEROメーンキャスター)

「地球に愛ある 平和な夜を・・・」小林麻央さん(ZEROキャスター)

「地球が子供達の住みやすい星になりますように」岡田武史さん(元サッカー日本代表監督)

「いつかお月さまに行けたなら、お地球見(おちきゅみ)がしたいな」大高郁子さん(イラスト・レーター)

そこでおすぎも考えてみました。もちろん「平和のメッセージ」を。

「月から地球に 平和のシャワー」

「太平洋を『静かの海』に 日本海もね」

「戦争する奴 直接私がお仕置きよ!」(ムーン)

皆さんも平和のメッセージを月に届けませんか。

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2007年1月18日 (木)

「終末時計」2分進み、残り5分に!

2007_1_18 昨年10月にこのブログでも触れたことのある「世界終末時計」の針が2分進められた。
核戦争で世界が終末を迎えるまで残り5分!

17日、この「終末時計」を管理する米誌「Bulletin of the Atomic Scientists」が、北朝鮮やイランなど核をめぐる国際状況が悪化しているとして、2002年以来5年ぶりに、7分前だった針を2分進め、残り「5分」としたものだ。

同誌は針を進めた理由について「私たちは第二次核時代の瀬戸際に立っている」として、北朝鮮やイランの核開発のほか、安全管理が不十分なロシアなどの核物質、一向に削減の進まないアメリカとロシアの約26,000発の核弾頭、テロの危険などをあげている。

また、今回初めて地球温暖化がもたらす異常気象の深刻さを人類の直面する危機として指摘している。

北朝鮮やイランの核開発をめぐる脅威もそうだが、地球上にある27,000発のうち26,000発を保有しているアメリカとロシアの核兵器削減に向けたイニシアティブが求められているのではないだろうか。

とりわけ、二酸化炭素の最大の排出国であるアメリカは、地球温暖化対策の面からも積極的にその役割を求められているはずなのだが・・・。

Bulletin of the Atomic Scientists誌の「声明」は最後をこう結んでいる。

"The Clock is ticking."「時計はカチカチ動いている」

2006年10月の記事「もどる時計、進む時計・・・」

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2007年1月15日 (月)

「平和」を見つめる若い感性(現代百人一首)②

今年で20回目となる東洋大学「現代学生百人一首」の入選作品が発表された。

その中から、昨年と同じように「戦争」や「平和」について詠まれた歌を拾ってみた。

戦争の終わりの証は何ですかイラクの瓦礫に立つ子どもたち
(茨城県 高校2年生)

「俺はシベリアまで行った」寒い夜には祖父の十八番の英雄譚聞く
(埼玉県 高校3年生)

Hiroshima Day 皆の痛みを解き放つように水面に揺れる灯篭
(ブラッドフォード大学 大学院1年生)
 

また、同じ様な取り組みが他大学でも行われており、昨年同様ホームページに掲載されている作品をあわせて拾ってみた。

ただ、私にはこれらを評する力はないので、「優秀賞」や「佳作」の別なく、戦争や平和について触れている作品を選んでみた。

第5回同志社女子大学「SEITO百人一首」短歌コンクール

透明な世界という名のビーカーに飽和をしない平和の雫
(京都府 高校1年生)

くり返すダ・カーポのように戦争を止めなくてはわたしたちの手で
(滋賀県 高校3年生) 

戦争の報道合間に流される格闘ゲームのCMの音
(兵庫県 高校3年生)

不戦への誓いをたてる15日海の向こうで銃声止まぬ
(青森県 高校1年生)

人間の尊厳とは何ぞやと我に問うてるアウシュビッツ展
(大阪府 高校3年生)

昔から変わらぬものはこの空と人と人とが殺し合うこと
(大阪府 高校3年生)

十八年私が育った日本は平和を愛する自慢の母国
(高知県 高校3年生)

龍谷大学第4回青春俳句大賞

老犬の体の熱や原爆忌
(東京都 大学1年生)

戦争の予感海月の生まれけり
(東京都 高校1年生)

「戦争は・・・」私も涙が溢れてた
(北海道 中学3年生)

じいちゃんは戦友の墓はなれない
(秋田県 中学生)

原爆の落ちた同じ日青い空
(神奈川県 中学3年生)

閃光の時をとどめてドーム立つ
(山梨県 中学3年生)

「戦争」や「平和」について、純粋で敏感で真剣に考えている高校生ら若い世代

私も含めて、「どうせ・・・」とつい斜に構えてしまう大人にとってはまぶしい感性だ。


昨年書いた記事はこちら
 → 「平和」を見つめる若い感性(現代百人一首)

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2007年1月 9日 (火)

防衛庁「省」格の日に

今日から防衛庁が防衛省に格上げとなった。

ただ単に看板が掛け変わっただけではないようだ。

これについて、今日(1/9)発行の「日刊ゲンダイ」が「防衛庁が防衛省になったら これだけ変わるこの国」と題して、予想される9つの事態をあげている。

①自衛隊が陸軍、海軍、空軍になる

②制服を着た軍人が街を大手を振って歩くようになる

③軍事予算が膨張し勝手に使われ会計検査院の手が届かなくなる

④制服組が防衛大臣になって、文民統制など目でなくなる

⑤兵隊の数が足りないので韓国のように徴兵制が施行される

⑥巨大になった軍隊は海外紛争地にドンドン出かける

⑦気に食わない人物は若手軍人の手によって殺される

⑧軍事機密を守るとかいって情報公開や自由な言論ができなくなる

⑨愛国心教育と新しい歴史教科書で育つ子供が大きくなる頃この国は世界から孤立する

そこまではないだろうと思いたいところだが、この国の今の雰囲気では、進むところまで突き進んでしまうようにも感じる。

60年ぶりに教育基本法が「改正」され、設置から53年を経て防衛庁が防衛省と格上げされた。

この先、憲法「改正」に向けての動きが加速する。

どんな「美しい国」が待ち受けているのだろうか・・・。

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2006年12月10日 (日)

「公述人・参考人として教育基本法案の徹底審議を求めるアピール」に賛同します。

教育基本法「改正」案の国会審議が大づめを迎えている。
なぜ、いま急いで「改正」しなければならないのか、いっこうにわからない。

衆参両議院の特別委員会や公聴会で参考人や公述人として意見を述べた方々が「教育基本法案の徹底審議を求める」アピールを発表した。

このアピールを受け、教育基本法「改正」情報センターが、アピールに対する緊急賛同ネット署名を集めている。

昨日から13日(水)の午前10時までという短期集中型のネット署名。
1分間に4~6名のペースで賛同者が増えている。

いま、教育基本法の改正は必要ないと思っているおすぎも署名した。

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【アピール】公述人・参考人として教育基本法案の徹底審議を求めます

   私たちは、衆議院及び参議院の教育基本法に関する特別委員会において、参考人、地方及び中央公聴会での公述人として意見を述べた者です。私たちはそれぞれ自分の研究している専門的な立場などから、政府の教育基本法案について様々な危惧や問題点を指摘しました。

 それらは、例えば次のような問題です。

 1.政府法案は、「教育基本法(…)の全部を改定する」としていますが、なぜいま教育基本法の全面改定が必要なのか、ということが何も明らかにされていません。さらに、GHQによる押しつけなどという教育基本法制定史についての誤った認識が払拭されていません。

 2.政府法案のように改定したら教育がどうなるのか、こんにち教育や学校が直面している「いじめ」をはじめとした諸問題が政府案によって解決されるのか、また、それらは現行教育基本法ではなぜ解決できないと考えているのか、などが何も明らかにされていません。

 3.政府法案17条の教育振興基本計画には学力テストが盛り込まれることが予定されておりますが、これにともない、自治体の判断による各学校ごとのテスト成績の公表やテスト成績に基づく生徒一人当りの予算配分の制度なども導入されようとしています。これらの政策が、学校選択の「自由化」や「学校評価」「教員評価」とあいまって、教育をますます競争主義的なものとし、子どもの成長発達に今以上の歪みをあたえることは明白です。

 4.現行の教育基本法は、教育の基本的な理念・原則・枠組と政治・行政の責務を規定したものです。その特徴は、憲法第99条「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」という規定と同様、近代立憲主義の原則に立ち、国家権力・行政権力を拘束する規範(権力拘束規範)になっているという点にあります。それに対して、政府法案は、子ども・家庭(保護者)・大学などに命令する規範(国民命令規範)が目立つものとなっています。政府には、このような重大な変更を行う正当な理由を明示する責務がありますし、立法府には、その是非を十分に審議検討する責務があります。

 5.教育基本法のような理念法、教育の根本法規に「教育の目標」を規定すれば、その達成度の評価を通じて、教育の自律性・自主性や個人の内心の自由が侵害される危険があります。

しかも、「目標」には「愛国心」をはじめ20を超える徳目が盛り込まれていますが、これは、国家が特定の「道徳規範」を強制することになります。

 6.政府法案は現行法10条1項の「教育は不当な支配に服することなく」という規定を残していますが、政府法案の「不当な支配」とは何を指すのか、誰の何に対する支配のことなのかが明確ではありません。現行法第10条1項の「(教育)は国民全体に対し直接責任を負って行われる」の文言を削除し、「(教育は)この法律及び他の法律の定めるところによって行われる」という規定に変えた政府法案は、国会で多数で決めれば政府がどんなことでもできるようにしています。これは、国家・政府による教育への介入を無制限に許すことにつながります。

 7.政府法案は憲法に違反するのではないかと危惧される内容を多々含んでいます。憲法との関係、子どもの権利条約との関係について、各条文の検証が必要です。特に、政府は、法案16条1項の根拠として、76年の最高裁学テ判決を援用していますが、その援用が最高裁学テ判決の理解としては誤っているばかりか、最高裁学テ判決に照らしても違憲と判断されうる内容となっています。

 8.政府法案第13条の「学校、家庭及び地域住民その他の関係者は、教育におけるそれぞれの役割と責任を自覚する」というのは、具体的には何を意味するのか不明です。

 以上に例示したことはほんの一部に過ぎません。私たちが述べた審議すべき重要な課題について、衆議院の特別委員会ではほとんど審議されませんでした。中央公聴会の場合は、私たちが述べたことは、一度も審議する時間もないままに与党のみによって法案採決が行われました。

 教育基本法は教育に置ける根本法であり、憲法に準ずる大切な法律です。それを廃止して新法を制定しようとするならば、国民の意見を十分に聴き、それを国会審議に反映させるべきです。私たちが述べた意見は国民の意見の重要な構成要素だと確信しています。それについて、ほとんど議論がなされないままに法案が採決されるのは重大な問題であり、将来に禍根を残すことになります。

 最近の世論調査でも、政府法案について、「今国会成立にこだわるべきではない」が55%で、「今国会での成立が必要」というのは19%に過ぎません。自民党支持者でさえ「今国会成立にこだわるべきではない」が53%で、「今国会での成立が必要」は25%です(日本経済新聞11月28日)。また、教育基本法「改正」で教育はよくなると思うかという質問に対して、「よくなる」と答えた人は4%、「悪くなる」が28%、「変わらない」が46%です(朝日新聞11月25日be)。国民の多数は今国会での成立を望んでいませんし、十分な時間をかけた徹底的な議論をこそ求めているといえます。

 与党の中には、「何時間やったのでもう議論は十分」という意見があると伝えられています。しかし、このような大切な法律の制定では、何時間ということよりも、何をどのように議論したかということこそが問われなければなりません。参議院においても私たちが指摘した法案の内容そのものについての議論はきわめて不十分だといわざるをえません。

 以上のようなことから、私たちは十分な議論のないままの拙速な採決に反対します。私たちは現行教育基本法と政府法案の関係、法案の各条文、条文と条文との関係などについて、十分な時間をかけた徹底審議を要求するものです。

2006年12月6日

 市川 昭午(国立大学財務・経営センター名誉教授、参考人)
 岩本 一郎(北星学園大学教授、公述人)
 大田 直子(首都大学東京教授、公述人)
 尾木 直樹(評論家・法政大学教授、参考人)
 粕谷 たか子(静岡県高等学校障害児学校教職員組合執行委員長、公述人)
 喜多 明人(早稲田大学教授、公述人)
 高橋 哲哉(東京大学教授、公述人)
 土屋 基規(神戸大学名誉教授、公述人)
 出口 治男(弁護士・日弁連教育基本法改正対策協議会議長、公述人)
 中嶋 哲彦(名古屋大学教授、参考人)
 中森 孜郎(宮城教育大学名誉教授、公述人)
 成嶋 隆(新潟大学教授、参考人)
 西原 博史(早稲田大学教授、公述人)*
 広田 照幸(日本大学教授、公述人)*
 藤田 英典(国際基督教大学教授、参考人)*
 堀尾 輝久(東京大学名誉教授、参考人)
 世取山 洋介(新潟大学助教授、参考人)
*は呼びかけ人 (2006年12月7日現在)

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2006年10月26日 (木)

変えてはいけない! 教育基本法

今日(10/27付)の「日刊ゲンダイ」2面の右下に小さな意見広告が出ていた。

変えてはいけない!教育基本法

「教員は全体の奉仕者」が削除された改悪法案。
教員こそ、それぞれの個性あふれる子ども全体、社会全体への奉仕者であるべきです。教員は子どもの味方ではなく、競争や格差、エリート優先の教育になるのが、子どもにはどれほどつらいことか。
(暉峻淑子 経済学者)

広告主は「教育基本法改悪反対・『多彩な意見広告』の会」となっている。

暉峻さんといえば、昨年の10月に講演を聴いて、おすぎもブログで触れている。

「希望は地域にある」(暉峻淑子)

しかし、2面とはいえ、右下の運勢コーナーのとなりにちょこりんと掲載されているこの広告。どれだけの人の目に留まるだろうか?

よく見ると「子どものためでなく 国家への奉仕者に!!」というサブタイトルのとなりに④と出ている。

ということは、今日で4回目?!

全然気がつかなかったよォー。日刊ゲンダイはほぼ毎日買っているのに・・・。

家に帰って改めて3日分のゲンダイをめくってみた。

ありましたねェー、同じ場所に・・・。

ちょっと長くなるけれど、せっかくなので引用します。

10/26 <変えてはいけない! 教育基本法> ③
   「国を愛する態度」 法律で強要していいの?

“愛する”とは心の問題。それを“態度”であらわすことまで法律で強制し、子どもを評価するなんて許せますか。

「教育の泉を涸らしてはなりません。一握りの子どものための教育や愛国心の強要は、泉の源を絶つに等しい行為です」
(竹下景子 女優)

10/25 <いまこそ生かそう! 教育基本法> ②
    なぜいま削るの? “平和を希求する人間の育成”

“お国のために命を投げ出す日本人をつくる”と、憲法と教育基本法の「改正」をねらう国会議員が言いました。これが本音。

 「二度と過ちをくり返さず、日本の教育が世界平和に貢献するという根本は、簡単に変えてはいけません」
(小山内美江子 脚本家)

10/24 <悪いのは教育基本法ではありません > ①
    少年犯罪+学力低下 =教育基本法のせい?! ウソだ!!

「ライブドア事件の原因は教育が悪いからだ。教育基本法改正案を出したい」。
ホリエモンが逮捕されたときの安倍晋三現首相の発言。
「教育基本法が気に入らぬ。ともかく変えたい」という無理なコジツケです。こんな考えで教育の根本法を変えられては、たまりません。

教育基本法改悪反対・「多彩な意見広告」の会のホームページによれば、この日刊ゲンダイへの広意見告は⑥まで続くようである。

あと2回。見過ごさないようにしたいと思う。

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2006年10月16日 (月)

「マシンガン捨てるから、ピストルから手をはなせよ」

「北朝鮮の核開発に反対、すべての核廃絶も…ペンクラブ」

と題して今日(10/16)のYOMIURI ONLINE(読売新聞)に以下の記事が掲載されていた。

 北朝鮮による核実験実施の発表を受け、日本ペンクラブは16日、東京・中央区の同クラブで記者会見し、井上ひさし会長が「『アジア非核化の理念』に立ち戻り、核兵器開発をただちに中止すること」などを求める声明を読み上げた。

 会見には井上会長のほか、作家の浅田次郎氏や新井満氏ら幹部8人が出席。井上会長は、国際社会に対し、武力的な威嚇ではなく外交によって解決へ導くことを、核保有国に対しても、真摯に核廃絶に取り組むことなどを求めた。

 質疑応答で井上会長は「(日本ペンクラブは)言葉の力を信じて、核を無くす方向へ小さな努力をしてゆくしかない」と厳しい表情で語った。

同じく今日(10/16)の中国新聞ニュースによれば、世界の核弾頭は約27,000個。1986年の冷戦時をピークに減ってはきているものの、それでもアメリカが10,104個、ロシアが16,000個を保有し、保有国全体の97%を占めているという。

素直な小学生に分かってもらえる話としては、核兵器を保有している国が自ら「自分の国の核兵器も減らして無くすから、あなたの国も核兵器は持たないでね」という論理だろう。

マシンガンを突きつけ、そのピストルから手をはなせ!

という論理では、小学生には分かってもらえないだろう。

小学生レベルのおすぎは、日本ペンクラブの声明がストンと入ってくる。

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2006年10月14日 (土)

被爆者が声をあげて50年。 受けつごう、その声を。

東京新聞10/14夕刊(Chunichi Web )に以下の記事が掲載されていた。

『被爆者の声、今こそ』
 都内であすシンポ

 核や紛争問題について発信を続ける女性ジャーナリストらが十五日、東京都新宿区の早稲田大学で被爆体験の継承と発信のあり方をテーマに語り合う。北朝鮮の核実験が世論を揺さぶる今、「被爆体験のない世代にもっと、核や被爆の問題に目を向けてほしい」と参加を呼び掛けている。

 パネリストは、一九九四年からコソボやアフガン、イラクなどで取材を続けている被爆二世の映像ジャーナリスト玉本英子さん(39)や、映画「ヒバクシャ-世界の終わりに」などの作品がある鎌仲ひとみ監督ら三人。

 玉本さんの父親は広島市出身で五歳の時に爆心から一・五キロ地点で被爆。直後は無傷だったが、まもなく体中に発疹(ほっしん)が広がり、苦しんだという。そんな苦労を聞いて育った玉本さんは、「無意識のうちに原爆について考えるようになった」という。

 海外では取材の合間に自ら被爆二世であることを語り、原爆について英語で書かれた小冊子を見せる。「広島や長崎の原爆のことはよく知られている。イラクでは劣化ウラン弾が使われたので、人々の核や被爆に対する関心は高かった」

 今年六月には、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の資料を借りて、イラクのクルド自治区で「原爆展」を開催。親類から提供された「被爆着物」も注目を集めた。

 十五日のイベントは日本被団協の結成五十周年を記念して開かれ、午前十一時から同大の大隈ガーデンハウスで。シンポジウムのほか「被爆ピアノ」の演奏や「原爆と人間」展、写真家森住卓さんの「核に蝕まれる地球」展などもある。

 参加費は一般千五百円、学生千円、高校生五百円、中学生以下は無料。問い合わせは「被爆者の声をうけつぐプロジェクト50」=電03(5807)3101=へ。

このイベントを主催する「被爆者の声をうけつぐプロジェクト50」は、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の結成50周年をうけて、被爆者の声を伝えていこうと首都圏の若者たちが中心になって立ち上げたものだという。

今回はそのオープニングイベントとして開催される。

2006_10_14 ☆写真パネル展
日本被団協「原爆と人間展」

森住卓「核に蝕まれる地球」

☆コンサート&シンポジウム

被爆ピアノ演奏

☆第一部 映像と証言でつづる――被爆者運動の原点といま
(出演)
高橋昭博(広島の被爆者・広島原爆資料館元館長)

田中熙巳(長崎の被爆者・日本被団協事務局長)

☆第二部 被爆体験の継承から発信へ――平和の危機の時代に
(パネリスト)
鎌仲ひとみ(映画監督(『ヒバクシャ―世界の終わりに』、『六ヶ所村ラプソディー』など)

玉本英子(被爆2世・アジアプレス記者)

井上史(早稲田大学1年生)

☆第三部 「プロジェクト50」成功にむけて
プロジェクト50の紹介のほか、広く「受け継ぐ」ことに関連する「思いつき・発案・実践」を発表しあいます。私には何ができる?

横井久美子(シンガーソングライター)「61年目のカミングアウト」ほか

などなど、多彩な内容で開催されるようだ。
おすぎもぜひ行ってみたいのだが、明日は出勤!なのだ・・・。

詳しくは「被爆者の声をうけつぐプロジェクト50」のブログをご覧ください。

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2006年10月10日 (火)

もどる時計、進む時計・・・

広島の原爆資料館にある「地球平和監視時計」の表示が「40」から「1」にリセットされた。

この時計は「最後の核実験からの日数」をカウントしているもので、2001年8月の設置以来11回目のリセットになるという。

北海道新聞Web版(2006/10/10)■社会

 北朝鮮核実験 広島の平和時計リセット  2006/10/10 14:24

 北朝鮮による地下核実験に抗議するため、広島市の原爆資料館は十日、「地球平和監視時計」に表示されている「最後の核実験からの日数」を「40」から「1」に戻した。

 八月末に行われた米国の臨界前核実験の際にリセットされたばかりで、二○○一年の設置以来十一回目。通常は「0」に戻すが、核実験が前日に行われたため「1」にした。

 前田耕一郎館長はリセットボタンを押し「武力で近隣諸国を威嚇する愚かな行為だ」と話した。

 時計は、被爆体験の風化を防ぎ、核実験をけん制する目的で平和団体が寄贈した。原爆投下からの経過日数「22345」も表示されている。

広島に原爆が投下されてからの日数は着実に日を重ねていくのに、「最後の核実験からの日数」はひんぱんに「0」に戻されてしまう。

「時計」といえばもうひとつ。

2006_10_10アメリカのシカゴ大学に設置されている「Doomsday Clock」(世界終末時計)

「核戦争までの残り時間」を示しているというあの時計。

2002年に2分進められ、現在は7分前を指している。

近々、こちらの針も動くことになるのだろうか・・・。


Doomsday Clockについては次のサイトを参考にしました。

NHK平和アーカイブス

終末時計はいま7分前

終末時計(Doomsday Clock)は、核戦争の起こる危険度を「真夜中の午前0時までの残り時間」で表す時計である。1947年設置以来半世紀に危険度を反映して進めたり遅らせたりと17回、時計の針を動かした。1992年には東西冷戦の終結で17分前まで遅らされたが、その後また進み、2002年には2分進められて、いま針は午後11時53分を指している。冷戦は終結したのに核の脅威は、一段と身近なものになっているのだ。

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2006年9月21日 (木)

うれしい判決(国旗国歌強制は違憲!)

今日(9/21)の東京新聞Chunichi Web Press の写真に

「勝訴」「国歌斉唱義務なし」「画期的判決」

と書かれた垂れ幕を持った嬉しそうな原告団の顔が並んでいる。

東京地裁の画期的な判決を素直に喜びたい。

家永教科書裁判(Wikipedia)の杉本判決のように、いまの流れを食い止めようと頑張っている人たちへの大きな励みになる判決。

*****以下「YOMIURI ONLINE(読売新聞)」*****

国旗掲揚時、都教委の教職員への起立強制は違憲…地裁
 

 東京都教育委員会が教職員に対し、入学式や卒業式で国旗に向かって起立し国歌斉唱するよう通達したのに対し、都立学校の教職員ら401人が都と都教委を相手取り、通達に従う義務がないことの確認や損害賠償を求めた訴訟の判決が21日、東京地裁であった。

 難波孝一裁判長は、「通達や都教委の指導は、思想・良心の自由を保障した憲法に違反する」との違憲判断を示し、教職員に起立や国歌斉唱の義務はなく、処分もできないとする判決を言い渡した。

 また、慰謝料として1人当たり3万円の賠償を都に命じた。

 学校式典で国歌斉唱や起立などを教職員に具体的に義務づけた通達についての司法判断は初めて。

 東京都側は控訴する方針。

 判決によると、都教委は2003年10月23日、都立学校の各校長に対し、入学式や卒業式などで国旗の掲揚と国歌の斉唱を適正に実施し、教職員が校長の職務命令に従わない場合は服務上の責任を問うとする通達を出した。

 この通達後、式典で起立などをしなかったことを理由に、延べ345人の教職員が懲戒処分を受けた。

 判決はまず、「日の丸」や「君が代」について、「明治時代から終戦まで、皇国思想や軍国主義思想などの精神的支柱として用いられ、国旗、国歌と規定された現在でも、国民の間で中立的な価値が認められたとは言えない」と判断。「教職員に一律に、国歌斉唱などの義務を課すことは、思想・良心の自由の制約になる」と述べた。

 その上で、判決は、<1>通達は各学校の裁量を認める余地がない一義的な内容になっている<2>都教委は、職務命令に違反した教職員に対し、違反回数に応じて減給や停職などの懲戒処分を行っている――ことなどから、「通達や都教委の指導は、教育の自主性を侵害する上、一方的な理論や観念を生徒に教え込むよう教職員に強制するに等しい」と述べ、教育基本法や憲法に違反すると結論付けた。

 また、不起立などを理由にした処分についても、「都教委の裁量権の乱用にあたる」と述べた。

 一方で、判決は、国旗掲揚や国歌斉唱について、「生徒が日本人としての自覚を養い、将来、国際社会で信頼されるために、国旗国歌を尊重する態度を育てることは重要で、式典で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることは有意義」と認め、「教職員は国旗掲揚、国歌斉唱に関する指導を行う義務を負い、妨害行為や生徒に起立などの拒否をあおることは許されない」とした。

 ただ、教職員個人が起立を拒否しても、「式典の妨害や国旗国歌を尊重する態度を育てる教育目標を阻害するおそれはない」とし、「懲戒処分をしてまで強制するのは、少数者の思想良心の自由を侵害する行き過ぎた措置」と述べた。

 この通達後に懲戒処分を受けた教職員のうち、延べ287人が処分の取り消しを求めて、都人事委員会に審査請求している。

 中村正彦・都教育長の話「都教委の主張が認められなかったことは、大変、遺憾。判決内容を詳細に確認して、今後の対応を検討していきたい」

(2006年9月21日21時33分  読売新聞)

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2006年9月14日 (木)

藤原紀香参院選出馬? 自民党はやめてね!

今週号(9/18)の「AERA」に

参院選苦戦が予想される中
「自民党の目玉は紀香」説

と題して、来年の参院選東京地方区か比例区で藤原紀香を候補者として擁立しようとする自民党の動きが書かれている。

また、9月12日付の「日刊ゲンダイ」も

「藤原紀香参院選出馬」自民党「東京擁立」で根回し

との後追い記事を書いていた。

来年の参院選で東京地方区の定数が4議席から5議席に増えることが決まっているので、何とか2議席を確保したい自民党が、なりふり構わず「知名度があって無党派票が獲得できる」候補者として藤原紀香に白羽の矢を立てたいうことらしい。

しかし、藤原紀香といえば、アフガニスタンやカンボジアなどで自ら撮影した子どもたちの写真展を国内各地で開くなど、平和を訴える活動を続けている。

また、今年8月の「週刊現代」(8/19・26号)「8.15スペシャル対談」では、作家井上ひさしと対談し、憲法9条【戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認】にふれ、

「これって、すごく勇気のある決意ですよね。制定した国民の強い意志を感じるような気がします。」「戦争を防ぐために必要なのは武力じゃない。私は子どもたちに、そう教えられました。」と述べ

「私たち、日本国憲法の味方です!」と宣言している。

そんな彼女に、憲法改正を党是としている自民党の候補者などになってほしくない。

幸い、所属事務所は出馬の可能性について「それは一切ありません」ときっぱり否定しているという。

仮に選挙に出るようなことがあった場合には、ぜひ憲法を守る側の政党から出馬してもらいたい。そのときは、おすぎは応援する。

2006_9_14 我が家のケータイは現在ボーダフォン(ソフトバンク)である。

その前身はJ-フォンである。

最初にケータイを購入するときにどこのキャリアにしようか迷ったが、決め手は藤原紀香だった。

なぜなら、私が藤原紀香のファンだったからだ。

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2006年9月 3日 (日)

ピースフェスティバル

今日は近くの市の市民会館で、ピースフェスティバルがあった。

15回続いた「反核平和コンサート」の後をうけて、今年で4回目になるという。

北辰テストから帰ってくる中3の息子を待って二人で出かけた。

第一部は地元の太鼓やアコースティックジャム、立教大学のボランティアパフォーマンスサークル・どりぃむ・ぼっくすなどで楽しんだ。

そして第二部が今日のメインとなるMMCC&みんなの夢の音楽隊のステージ。

MMCC(Mobile Mini Circus for Children 子どもたちのための移動サーカス)とは・・・

アフガニスタンでは、数十年続く戦争によって、すべての世代の人々に笑いや知識や楽しさをもたらす娯楽が禁止されてきました。

MMCCは、歌や演劇による表現を通して人々の生活に「笑い」」を取り戻すために2002年に立ち上げられました。

MMCCで活動する子どもたちは、自分自身が思いっきり歌い、体を動かし、笑うことを心から楽しむとともに、他の人々にも伝えようとしています。

MMCCは、移動サーカス団として、アフガニスタン全土に住む子どもたちを対象に、歌や演劇などを通して、「笑い」とともにアフガニスタンで生きるために必要な知識を届けています。

それぞれの民族が相互に理解し、尊重し合うことの大切さを伝える平和教育。

手洗いの重要性やマラリア予防対策などを伝える衛生教育。

こうした内容を含むサーカス公演は、エンターテイメントとして子どもたちに大きな感動と夢を与えるだけではなく、まだ識字率の低い地域の子どもたちにも効果的な学習方法となっています。

また、教育に携わるおとなたちにも伝えることで、そのおとなから子どもへ、一人でも多くの子どもたちに教育が届くように活動しています。(パンフレットより)

2006_9_3 今回は十数人のアフガニスタンの子どもたちが7月に来日し、約50日間にわたって、日本の子どもたちと一緒に各地で交流し、イベントを開催してきたという。

そして今日が日本での最後のステージ。

テント興行のサーカス団に比べれば、それはつたない演技だったかもしれないが、観る側に何とも言えない感動を与えてくれた。

今回の来日にあたっては、一口500円のカンパで500万円を集めたという。

こつこつとした積み重ねが大きなうねりになることを祈りたい。

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2006年8月25日 (金)

育て!被爆アオギリ2世(戸田市発)

今日(8/25)の埼玉新聞(WEB埼玉

平和へ願い込め植樹
広島の被爆アオギリ2世
戸田市
 
 
という記事が、苗木を植樹する市長と子どもたちの写真とともに掲載されている。
記事は以下のとおり

 戸田市役所の平和の像前で二十四日、被爆アオギリ二世の苗木の植樹式があった。

 同市の平和都市宣言二十周年を記念して、広島市で開催(八月六日)の平和記念式典に、今年初めて派遣された平和大使の市民六人が同市からもらって来た。

 アオギリ二世は「平和を愛する心」「命あるものを大切にする心」の願いが込められている。広島原爆の爆心地から約一・三キロで被爆、幹半分が焼けえぐられたアオギリが実らせた種を発芽させて成長させたもの。

 苗木は一本で約二十センチ。成長すると約十五メートルになる。神保国男市長らと平和大使を務めたお母さんと子どもたちが植樹した。その一人、戸田南小六年の前野望美さんは「これが育ったら広島に戻してあげたり、ほかにあげたりしたい。原爆はなくしたい」と話した。

被爆アオギリについてはこちらのHPに詳しく書かれています。

8月15日に寄せた「市長からのメッセージ」でも神保市長は被爆アオギリ二世について触れている。

これらの記事は、最近私が戸田市政に関して持っていたイメージとうまく結びつかない。

ジャーナリストの北健一さんが6月30日号の「週刊金曜日」に書かれた記事。
(メルマガで配信されたものを転載します)

君が代不起立で国家崩壊?
戸田市が思想調査を画策

 埼玉県の戸田市教育委員会が、市立小中学校の入学・卒業式での君が代斉唱をめぐって「来賓を調査する」方針を打ち出したことに市民から抗議の電話が集中している。

 発端は6月13日の戸田市議会で、高橋秀樹議員(民主クラブ)が、国家斉唱時に起立しない保護者や来賓について「放置すれば日本国家の崩壊につながりかねない」と質問。伊藤良一教育長が「腹が煮えくり返るほど怒っている。
何らかの措置を検討しなければ」「市教委として(起立状況を)調査をする」と答弁した。

 『赤旗』、『東京新聞』、『埼玉新聞』等の報道で市民から批判が寄せられると、伊藤教育長は「腹が煮えくり返る」を取り消し、「調査は強制力のない照会という意味だった」と釈明したが、22日の記者会見でも、「起立しなかった来賓がいるか各校長に照会し、今後の対応を諮りたい」と語った。

 本誌の取材に対し文部科学省は、「戸田市教委の話は報道で承知しているが、来賓を調べるというのは他に聞いたことがない。市教