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2017年8月 5日 (土)

勝手に「伊予のくに一国参りウォーク」(第3回・まとめ)

<第1日目>2017/7/6(木)

2017_7_6_1前夜、午後9時ちょうどに新宿バスタを出発。

夜行バスには大分慣れてきたつもりだが、「寝た」という感覚はもてずに、何度も寝返りを繰り返しながら、うつらうつらする。

2017_7_6_27月6日の朝8時半に、予定通りJR松山駅に到着。

7か月ぶりの四国入りだ。

ウィリーウィンキーでモーニングセットをいただく。

2017_7_6_3駅のベンチで身支度をしている間に小雨が降り始めたので、カッパのズボンをはき、菅笠にビニールカバーをつけ、リュックに雨用カバーを着けた。

9:20に松山駅前を出発。

2017_7_6_4雨は強くならずに、歩いているうちに止んできた。

確か家を出る前に見た天気予報では、降水確率80%だったように思う。

11:40 若干方向を失いそうになるも、何とか本日の最初の札所、第52番2017_7_6_5
太山寺に到着。

しかし、一の宮(山門)から本堂までは10分近くかかった。

本堂で灯明をあげ、線香を立てて、札を納め、賽銭を入れて、久しぶりに2017_7_6_6
2017_7_6_7般若心経を唱えた。

大師堂で同じことを繰り返す。

納経所で墨書・朱印をいただく。

2017_7_6_82017_7_6_9そこから30分ほどで、第53番円明寺に到着する。

ちょうど団体さんがお参りを終わって帰るところ。

そのほかのお遍路さんの姿はあまり見かけない。

2017_7_6_10本堂、大師堂とお参りをし、納経所で墨書・朱印をいただく。

円明寺を13:15出発。

次の札所までは約35キロあるので、この日は途中で泊ま2017_7_6_11ることになる。

円明寺を出てすぐに方角が分からなくなり、近くにあったファミリーマートでおにぎりを購入して道を尋ねる。

若い店員さんは「西条のことは分からないので」とのこと。

2017_7_6_12ベテラン店員さんが店の外まで一緒に出れくれ、進むべき方向を案内してくれた。

30分ほど歩くと潮の香りが強くなり、左手に海が見えてきた。

実に久しぶりの海!

久しぶりの海沿いの遍路道だ!

海のないところで育ったせいか、海を見ると何かとてつもなく嬉しい気持ち
になる。

曇り空の下で海の写真を撮る。

防波堤のテトラポットに腰かけ、海を眺めながらカロリーメイトの遅い昼食
をとる。

しばらく行くと自動販売機があった。

100円の「レモン&オレンジ」(DyDo)が目に留まり購入。

2017_7_6_13水も100円なのに、この値段は安い!

疲れた体にはとても美味しく感じられて、○○のみかん味を飲んだ時来の感動を味わった。

16:30 今日の宿に到着。

いわゆるスーパー銭湯(天然温泉)で宿泊もできるところ。

ネットの予約では朝食付きで9,000円となっていたが、接待価格なのだろうか?

2食付で8,000円でOKということになった。

感謝!!

部屋に行ってみて、びっくり!

2017_7_6_14なんとベランダ側に温泉の家族風呂が付いているのだ。

早速、今日の汗を流させていただく。

ベランダからはすぐそこに夕暮れ時の海が広がっている。

少ししてから大浴場も使わせてもらう。

洗濯機、乾燥機ともフロントの前にあって、合わせて600円。

用意していただいた夕食を美味しくいただいた。

<第2日目>2017/7/7(金)

2017_7_7_1朝目が覚め、ベランダから海を眺めると、残念ながら雨が降っていた。

6時半からお願いしていた朝食を食堂でいただく。

どうやら泊り客は1人だけだったようだ。

2017_7_7_27時半、カッパのズボンを履き、菅笠にビニールをかぶせ、傘を手に持ちながら宿を出発。

まずはすぐ近くにある養護院を訪れる。

2017_7_7_3その先は、少し遠回りになるが、海沿いの道(国道196号)を行くことにする。

雨はすぐに止み、曇り空が広がっっていたが、やがて青空が顔を覗かせるようになった。

2017_7_7_4砥鹿山トンネルは全長59mと短いが、道も狭く歩道ない国道で車が勢いよく通過していく。

ちょっと怖いなぁと思ったが、直前に左側に回り道があることが分かり、ぐるっと回り込んだ。

2017_7_7_510時ごろ入った集落では、壁一面の鬼瓦?が迎えてくれた。

旧菊間町(現今治市)という町で、瓦の名産地のようだ。

お接待処には「ぶじカエル」を自由にお持ちくださいとのことだったが、現物2017_7_7_6
2017_7_7_7は見当たらなかった。

番外札所の遍照院の山門の両脇には瓦の町らしく、鬼瓦が鎮座していた。

2017_7_7_82017_7_7_9大きなサイクリングロードマップがあったので、これから進むべきコースを確認する。

といっても海沿いの国道をずっと歩いていくだけなのだが・・・。

2017_7_7_10しばらく進むと後ろから来た自転車の男性に声をかけられた。

韓国から来た方で、昨日は道後温泉に泊まり、これからしまなみ海道を渡って、福岡に向かうという。

2017_7_7_112017_7_7_12なかなかフレンドリーな方で日本語も達者。

海を背景に一緒に写真を撮ったと思ったら、また走り出して行った。

2017_7_7_132017_7_7_14途中に弘法大師加持水の案内があったので寄ってみた。

空はだいぶ青空が広がって、海がきれいに見える。

13:30、第54番延命寺に到着。

2017_7_7_172017_7_7_16ここは元々は「円明寺」と言ったそうだが、53番札所と同じでは混乱しやすいということで、明治の初めに「延命寺」に改名したとのこと。

ただ言葉にすると「えんみょうじ」でも「えんめいじ」でも同じように聞こえる。

到着した時には境内はがらんとしていていたが、しばらくするとバスで団体客が到着し、にぎやかになった。

2017_7_7_18急いでお参りを済ませ、納経帳に墨書・朱印をもらって出発した。

延命寺から次の札所までは約4キロ。

順調に歩けば1時間もかからない距離だ。

2017_7_7_19が…。

遍路道が途中からお墓の中に入って行く。

以前もお墓の中をぐるぐるとまわってしまったことがあり、いやな予感がし2017_7_7_20
たのだが・・・

案の定、途中で進む方角が分からなくなり、出口らしき所に出るには出られたのだが、そのあとの目印が全く見当たらない。

2017_7_7_21とりあえず坂を下ってみたのだが、がなかなか次の札所にたどり着けず、ずいぶん遠回りとなってしまった。

15:20、第55番南光坊に到着。

2017_7_7_221時間はかからないと思っていたところが、1時間半もかかってしまった。

あいかわらずの方向音痴であるが、お墓の中の遍路道はこりごり・・・。

2017_7_7_232017_7_7_26四国の札所は88か所で、ほとんどの名前は「○○寺」である。

お寺なので当然そうなのだが、「寺」で終わらないのはここ南光坊と香川にある神恵院の2か所だけだ。

2017_7_7_242017_7_7_25山門には堂々と四天王が建っている。

表には持国天と多聞天、裏に回ると広目天と増長天。

2017_7_7_27よく見るとその足元には「日本遺産『四国遍路』」のプレートが埋め込まれていた。

今日はここの近くのビジネスホテルに泊まる。

2017_7_8_1<第3日目>2017/7/8(土)

朝食付きだったのでゆっくり朝ご飯をいただき、7時半に出発。

空は薄曇りで雨が少々心配。

2017_7_8_2せっかくなので南光坊に寄ってから次の札所に向かう。

今治駅近くなのに結構田んぼが広がっている。

途中で雨がサーッと降り始め、歩きながら雨具の用意をしていたら、うっか2017_7_8_3
り入口を見落とし通過。

10分ほどオーバーウォークして戻る。

札所の案内塔よりも自動販売機が目立つ参道の入り口・・・。

2017_7_8_48:30、第56番泰山寺に到着。

こじんまりした静かなお寺だ。

今日は土曜日なのでお遍路さんの姿がちらほら見える。

ほとんどは車遍路の人のようだ。

本堂、大師堂でお参りを済ませ、納経所に向かう。

ここは呼び鈴方式。

ボタンを押すと係の男性と一緒にマルチーズが勢いよく走り込んできた。

2017_7_8_5机の上に飛び乗り、筆を動かすそばで鼻をクンクン近づけ、見ているこちらが気が気ではない。

40分ほど歩いて、第57番栄福寺に到着。

2017_7_8_6ここもこじんまりとしたお寺だ。

さっさとお参りと納経を済ませ、次のお寺に向かう。

犬塚池という大きな池があり、そこをぐるっと回り込んで進むようになって2017_7_8_7
2017_7_8_8いたが、ちょっと手前にあった脇道を近道のつもりで入り込み・・・

案の定、Uターン・・・。

2017_7_8_92017_7_8_10またも時間のロス・・・。

林道から外れ山道を登って行く。

途中で林道が交差するが、真っ直ぐに進む。

2017_7_8_112017_7_8_12池があり、一休みする。

山門が見えてきたのでもう少しだと思ったのが間違い。

そこからが階段の連続。

2017_7_8_142017_7_8_15手すりのありがたさを大いに感じる。

まだかぁ・・・と思ったところに弘法大師の御加持水の井戸があった。

2017_7_8_16きちんと管理されているので飲めると思ったが、口をゆすぎ顔を洗うだけにした。

さらに手すりにつかまりながら階段を上る。

10:40、第58番仙遊寺に到着。

山の上にある静かなお寺だ。

2017_7_8_172017_7_8_18お参りを済ませ、今度は急な階段を下り始める。

再び手すりに感謝!

少し降りると展望が開けてくる。

2017_7_8_192017_7_8_20舗装道路から遍路道に入る分岐のところで、カメラを抱えた年配の男性が歩き遍路の女性の方と話しながら写真を撮っていた。

私にも声がかかるのかなと一瞬思ったが、立ち話を少ししただけでモデルの依頼はなく、挨拶をして遍路道に進んだ。

2017_7_8_212017_7_8_222017_7_7_15_2しばらく遍路道を下った後、車道に出た。

途中でビルを建ててる工事現場が見えてきて、違うと思いながらも「もしや噂の○○学園?」

2017_7_8_252017_7_8_2612:35、第59番国分寺に到着。

国分寺というお寺は日本全国に国策で造られたことから、四国の札所にも4か所ある。

2017_7_8_27徳島と香川に1寺ずつ(國分寺と書くようだが)、高知と愛媛にも1寺ずつある。

境内の一角に、握手修行大師の像とこの寺の本尊である薬師如来の持ち物の薬壺が並んで立っていた。

2017_7_8_282017_7_8_29お参りを済ませた後、ベンチに腰かけ行動食でお昼とした。

ここから次の札所・横峰寺までは約27キロ。

2時間半ほど歩いて、へんろ道に比較的近いJR予讃線の伊予三芳駅を今日の終点とした。

ただ、泊まりは今治駅前のビジネスホテルにしていたので電車で戻る形になった。

<第4日目>2017/7/9(日)

2017_7_9_1朝ご飯はコンビニで買ったパンで済ませ、6:02発の伊予西条行きに乗った。

昨日の終着・伊予三芳駅が今日のスタート。

2017_7_9_3駅前には(駅にも)誰もいない。

昨日の帰りにはタクシーが1台止まっていたが、今日は駐車車両もなし。

これから標高750メートルにある横峰寺を目指して進んでいく。

2017_7_9_42017_7_9_5空は今日もどんよりとしているが、雲のかげから少し青い空も見える。

雨が降らないだけありがたい。

2017_7_9_6田んぼ沿いの道を歩くが、なかなか目印になるものがなく、進む方向が合っているのか少々心配になる。

電柱に「へんろ道 世界遺産」のシールを発見。

2017_7_9_7このシールは今回初めて見るものだ。

歩き始めてから2時間、途中で2度サーッと雨に降られて、少々へこんだが、田んぼの休耕地にひまわり畑を発見。

2017_7_9_82017_7_9_9


これだけまとまって咲いているひまわりは今シーズン初めて。

9時過ぎに休憩小屋に到着。

荷物を降ろして少し休む。

2017_7_9_102017_7_9_11すぐ先の分岐に「横峰寺 7.0㎞」の案内板が立っていた。

ここから少しずつ登りに入る。

1時間ほどで遍路小屋(休憩所)に到着。

2017_7_9_122017_7_9_13林道はこの先が通行止めになっており、横峰寺に向かう車は別ルートを行くようにとの案内板が立っていた。

へんろ道はここから山道の登りに入って行く。

ここの地点の標高は約400m。

ここから横峰寺までは2キロの距離。

2017_7_9_142017_7_9_15覚悟して登って行かねば・・・。

沢を横切り横切り、急な山道を登ること1時間。

11:20、第60番横峰寺に到着する。

2017_7_9_162017_7_9_17伊予三芳の駅を出てからちょうど5時間だ。

汗をかきかき上ってきたお遍路を厳かなたたずまいが静かに迎えてくれた。

2017_7_9_18今回のコースの中ではここがメインとなる札所だ。

少し余分におさい銭をあげ、念入りに般若心経を唱えた。

お参りを終えて納経所に行くと若いお坊さんに「歩いて登ってこられたんで2017_7_9_19
すか」と聞かれ、「そうです」と答えると、お茶菓子の器を「一つどうぞ」と差し出された。

ありがたく、くりまんを一ついただいた。

2017_7_9_20歩き遍路の特典!

12:00に山を下り始める。

下り始めると間もなく、遠くのほうからゴロゴロと雷の音が聞こえてきた。

2017_7_9_21ここで降られては大変と、下り坂をあまりブレーキをかけずに下って行く。

途中でサーッと降られたが、木陰の中でほとんど濡れることはなかった。

2時間半ほどで、第61番香園寺に到着。

2017_7_9_222017_7_9_23ついてびっくり、お寺を間違えたかと思うような立派なコンクリートの建物。

まるで美術館や博物館のようなたたずまいだ。

2017_7_9_24どこでお参りしていいのかも戸惑うほど、札所の中では異色の建物だ。

1階でお参りをしたものの、どうも2階にも上がれるらしいということがわかり、おっかなびっくり脇の階段を上ってみた。

2017_7_9_25そこは大聖堂になっていて、金色の大日如来が祀られ、会場にはたくさんの椅子が並んでいた。

墨書・朱印をもらうと納経所の方が、次の62番は礼拝所がどうのこうの・・・と言っていた。

よく聞き取れなかったが、次の札所に向かう途中にそれらしき建物があり、そこで般若心経を唱えている一団があった。

立て看板には「当礼拝所は、霊場会第62番として四国88ヶ所霊場会が設置いたしました。
宝寿寺とは一切関係ありません。   四国88ヶ所礼霊場会」(注:本文縦書き)とあった。

そういえば、1か所だけそんな札所があるようなことを聞いた覚えがあった。

2017_7_9_262017_7_9_2715:40、第62番宝寿寺に到着。

気のせいか、少しひなびた(手入れが行き届いていないような)印象を受けた。

2017_7_9_28本堂、大師堂をお参りし、納経所に向かう。

「御影(みえい)は必要ですか?」と聞かれる。

いままで一度も聞かれたことはない言葉。

どこの札所でも納経帳を受け取る際にいっしょに重ねていただくか、お取りくださいと言われていただいていた。

はいと答えると「200円です」とのこと。

すぐ後ろにいた女性2人連れは「えっ、財布車の中においてきちゃった」と声を上げていた。

2017_7_9_29_2当初の予定ではここが今回の遍路の最終だったが、予定より少し早めに着いたので、次の札所まで足を延ばすことにした。

16:02、第63番吉祥寺に到着。

2017_7_9_30お参りを済ます。

ここで今回のお遍路は終了。

近くの伊予氷見駅に向かった・・・

2017_7_9_31はずだったが、なかなか駅が見つからない。

おかしいな・・・と行ったりきたりしたあげくに聞いてみたら、随分通り過ぎてしまっていた。

2017_7_9_32「吉祥寺の隣りだよ」と教わり、吉祥寺まで戻る。

そして隣りにあるはずの駅を探してみると

「氷見駅前公衆便所」というトイレはあったが、駅舎はない。

と、その脇を進んでみると確かに線路があり、プラットホームがあった。

伊予西条まで電車で戻り、駅の工事中の仮設トイレで着替えを済ませる。

コンビニでお土産とおにぎりを買って、西条登道発の夜行バスパイレーツ号に乗り込んだ。

<おわりに>

今回のお遍路は天気予報が悪かった割にはほとんど雨に降られることなく順調に歩くことができた。

しかし、最終日にはちょっと欲が出てしまい、おかげで菅笠ごと風で飛ばされた眼鏡が車道に落下・・・。

片方のレンズに傷をつけてしまった。

そのほかにもあるが、それは書かないでおきたい。

人間、欲を出してはダメということを今回は学んだ。

四国88ヶ所も残り3か所となった。

もう1回行けば結願となる。

最後は高野山に向かい、結願の報告をしたいと思っている。

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