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2012年9月15日 (土)

勝手に「さぬき一国参りウオーク」(前半を終えて)

今回は、勝手に「さぬき一国参りウオーク」と自分の中で名付けて、香川県のお寺を巡ってきた。

たまたま4月に社会人2年目の息子が香川に転勤になり、足場ができたというわけだ。

「息子の様子を見てくる」という理由も付き、夏休みを使っての敢行となった。

11日の新宿からの夜行バスで出かけ、翌朝四国に到着すると何と雨!

「大雨洪水警報」も出ているとのことで、電車も遅れており、ちょっと出鼻をくじかれる。

無理をしてもと思い、初日はこんぴらさんへのお参りとなった。

奥社まで登れば1368段あるという階段を、今回は785段の御本宮まで。

お参りを終えて階段を下り、中野うどん学校でぶっかけうどんをいただく。

既に雨も上がり青空が出て気温も上がってきた。

明日からの準備も兼ねて善通寺に寄り、札所巡りをしている皆さんの様子を見ることにした。

今回はウォーキングの延長と考え、写真だけ撮って回ろうと思っていたが、せっかくなので灯明と線香をあげてお参りもすることにした。

翌朝(9/12)は予定通り、第66番札所・雲辺寺(うんぺんじ)に向かう。

このお寺が香川県では1番目にあたるお寺だ。

観音寺駅からタクシー20分でロープウェイ山麓駅というのがガイドブックに載っている案内。

タクシーに乗るのはもったいないが、歩けば7~8キロはありそうだ。

しつこくネットで調べていたら、観音寺または豊浜駅からコミュニティバスが1日数便出ていることがわかった。

2012_9_15_1ロープウェイ乗り場までは行かないが、比較的近くまで運行しているようだ。

というわけで予讃線の豊浜駅で下車(無人駅)。

2012_9_15_2駅前には誰もおらず、不安な気持ちでバスを待つこと10数分。

マイクロバスが勢いよく到着。お客さんは3人。

おばあちゃんが何やら運転手さんに大声で話しかけ、しばらくするとバス2012_9_15_3
が停車。

バスの窓に「お降りの際は、口頭で運転手にお知らせください。」と張り紙があった。

確か終点近くのはずだが、どこまで乗ったらいいのか不安になり、赤信号で停車中に思い切って運転手さんに聞いてみた。

「わかった、わかった」というような返事をもらえたようだ。

しばらく走り、三差路で停車した。

運転手さんがドアを開け、「この道を左に行くと老人ホームがあるので、そこまでいけばロープウェイが見えてくる」と教えてくれた。

運賃は100円。ありがたい。

2012_9_15_4老人ホームまではひと登り、そこからまたしばらく坂を登り、汗がどっと噴き出してくる。

30分ほどでロープウェイ乗り場に到着。

がタッチの差で発車したロープウェイが動き始めるのを見送ることになった。

次の便まで20分の待ち時間がある。

巡礼用品や土産物を売っているお店をのぞく。

汗をかいて登ってみると、ただお寺の写真を撮るだけではもったいないと思えてきた。

納札と十三仏教本、それに札所で参拝の証として墨書きやご朱印をもらうための納経帳を買い求めた。

2012_9_15_5ロープウェイが出発。

登っていく山頂には雲が垂れ込めている。雨が降ってなければいいのだが…。

2012_9_15_5_27分で頂上駅に到着。

標高916m。

「只今の気温21℃」の電光表示。どうりでひんやりしている。

2012_9_15_5_39月半ばだというのに、アジサイがまだ咲いている。

しばらく行くと五百羅漢像が見えてきた。

実際にここには500体の羅漢像があるという。

2012_9_15_6手水場で手・口を清め、先に大師堂に向かう。

昨日から用意しておいたローソクと線香に火を点けてあげ、ロープウェイの中で急きょ書いた納札をおさめ、賽銭をあげて教本を開き般若心経を唱えた。

2012_9_15_6_2本堂もお参りし、「おたのみなす」の前で一休み。

納経所に向かい、真っ新の納経帳を差し出す。

さらさらと流れる筆先を見ていると、心が引き締まる思いがする。

2012_9_15_8朱印を押してもらうとありがたみが増す。

納経料300円を支払う。

「ロープウェイで上がって来られたんですか」と声を掛けてもらう。

2012_9_15_9「そうです。これから大興寺まで歩いて行くつもりです」

「お気をつけて」

五百羅漢を眺めながら、大興寺に向かうへんろ道を確認し進む。

2012_9_15_10ここ何日か強い雨が降ったようで、へんろ道はかなり荒れていた。

倒木があったり、石がガラガラとして雨が流れたあとの道は歩きにくい。

足元に注意をしながらの下り道は膝にこたえる。

2012_9_15_114キロほど下ると舗装道路に出てほっとする。

田んぼの間を抜け、2時間ほどで第67番札所・大興寺(だいこうじ)に着く。

2012_9_15_12大興寺のお参りを終えると2時15分。

アスファルト道路を観音寺駅に向かう。

途中、やっと見つけたうどん屋さんで、ぶっかけうどんと時間を過ぎて安く2012_9_15_14なったおにぎりをいただく。

今日はここまでだ。

翌13日は観音寺駅からのスタート。

駅前にタクシーが並んでいたが、歩いて向かうことに。

ただし案内板が見つからず、銭形くんの道標を見つけるまでウロウロして
2012_9_15_15しまった。

さらに第68番札所・神恵院(じんねいん)まで徒歩20分ほどのはずが大回りをしてしまったようで35分かけて到着。

2012_9_15_16ここの本堂はコンクリートの建物で現代的?だ。

お参りを終えて、同じ境内に建つ第69番札所・観音寺(かんおんじ)に向かう。

2012_9_15_17同じ境内に2つの札所があるのはここだけのようだ。

観音寺境内の大きな楠が木陰を提供してくれ、ほっとできる。

財田川沿いの土手の道を川下に向かって進む。

2012_9_15_18途中で「この道でいいのか」と不安になるとガードレールやカーブミラーに「同行二人」「へんとみち」などのシールが現れる。

1時間ほどで第70番札所・本山寺(もとやまじ)に着く。

2012_9_15_19ここにも立派な五重塔が建っている。

ここからの歩行が今回では一番長い。

約13キロ。

2012_9_15_20昼時になったが、食べ物やさんが見つからない。

と、ほっかほっか亭が…。

生姜焼き弁当で元気をつけて、再び汗をかきながら溜め池の間を抜け弥2012_9_15_21
谷寺を目指す。

最後は急坂と長い階段が待ち構えていた。

第71番札所・弥谷寺(いやだにじ)に到着。

2012_9_15_22岩肌には塔や仏像が彫り込まれている。

弥谷寺のお参りを終え、案内板にそって登った坂の分だけ足元に気を付けながらへんろ道を下る。

2012_9_15_2340分ほどで第72番札所・曼荼羅寺(まんだらじ)に到着。

空が暗くなり雨の心配も出てきたので、急いでお参りする。

第73番札所・出釈迦寺(しゅっしゃかじ)は5分ほどのところにある。

2012_9_15_24弘法大師7歳の時に「わが願いが叶うなら釈迦如来よ姿を現したまえ、もし叶わぬならこの身を諸仏に捧げる」

と断崖から身を投げ、現れた釈迦如来と天女に抱き留められたといわれのある場所近くに奥の院が建っている。

が、そこまで50分ほどかかるとのことで今回は断念。

2012_9_15_25今日のウオークはここまでとなった。

翌日(9/14)は最終日。

善通寺駅で再スタートし、第74番札所・甲山寺(こうやまじ)に向かう。

2012_9_15_26善通寺の脇を通り、トラックの出入りの多い採石場?を回り込むと到着。

駅からは40分ほどかかる。

お参りを終え、先ほど通り過ぎた第75番札所・善通寺(ぜんつうじ)に向か2012_9_15_27
う。

駐車場の入り口から入ったため、中を通り抜け南大門から入り直す。

本堂・御影堂(大師堂)をお参りをし、五重塔や大楠木、五百羅漢を見て回2012_9_15_28
った。

再び御影堂に戻り、戒壇めぐりを行う。

説明を受けて階段を降り、左手で壁を伝いながら漆黒の闇の中を進んで2012_9_15_29
いく。

途中で少し明るくなっている広間があり、再現した弘法大師の声でお話を聴く。

2012_9_15_30再び暗闇を抜けて元の場所に戻る。

気持ちが引き締まった思いがする。

納経帳に墨書・朱印をもらい、広い境内を出た。

2012_9_15_3150分ほどで第76番札所・金倉寺(こんぞうじ)に到着。

本堂、大師堂をお参りしたところで、バッタリ息子と遭遇。

半日休暇をとると言っていたが、こんなところで会えるとは思っていなかっ2012_9_15_32
た。

一緒に大きな念珠を回し、お参りに来た方にお願いして一緒の写真を撮ってもらった。

2012_9_15_33へんろ道と交わった道路を横切り、実った稲穂を眺めながら進んでいく。

第77番札所・道隆寺(どうりゅうじ)までは約50分。

弘法大師像が迎えてくれる。

本堂、大師堂をお参りしたところで、再び車で回ってきた息子と出会う。

時間もすでに3時近い。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回の勝手に「さぬき一国参りウオーク」はここで一区切りだ。

回ったお寺は第66番札所の雲辺寺から第77番札所の道隆寺までの12か所。

正味3日間の通いの歩き遍路というわけだ。

香川県内の残りのお寺はあと11か所。

後半の方がお寺間の距離が長いので、ちょっとつらそうだ。

ウォーキングのつもりで歩き始めたが、

灯明に火を点け、線香をあげ

お札を納め、般若心経を唱え

手を合わせていると

日常では味わうことのない真摯な気持ちになることができる。

「非日常」の数日が過ぎていく・・・。

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