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2010年1月17日 (日)

「平和」を見つめる若い感性(現代学生百人一首)④

ことしも東洋大学「現代学生百人一首」の入選作品が発表された。

東洋大学が1987年の創立100周年記念事業の一つとして始めたもので、「『現代学生のものの見方・生活感覚』を詠み込んだ短歌を募集するコンテスト」で、今回で23回目になる。

中学・高校の学校単位で取り組むところも増え、今回は53,777首もの応募があったという。

今月15日に発表された、ことしの作品のなかから、平和や戦争に関するものを拾ってみた。

これ以外にも「31文字」に込められた感性豊かな中高生(小学生も!)の短歌がたくさん寄せられているので、ぜひ東洋大学のサイトをご覧いただきたい。

第23回「東洋大学現代学生百人一首」入選作品

“痛いよう”“熱いよう”と必死な声聞こえてきそうな原爆ドーム

(埼玉県 高校2年生)

本当になくなることを信じてる「核をなくそう」オバマの言葉
(千葉県 高校1年生)

ミャンマーで銃弾に倒れた写真家一人あなたの勇姿で我が夢決まる
(千葉県 高専1年生)

終戦後六十年で意志崩れ九条の意味どこへ消えたか
(東京都 高校2年生)

一瞬で命を奪うあの武器が魔法で鳩に変わればいいのに
(東京都 高校3年生)

ドラマあり少年時代の祖父の筆日記が語る戦争体験
(東京都 高校2年生)

あの夏のはなしする祖父ふと見ると目元が少しうるんで見えた
(大阪府 中学3年生)

平和賞僕も欲しいなオバマさんみんなそろってYES we can.
(大阪府 高校3年生)

もういらない8月の空のきのこ雲やっぱり空は青空がいい
(長崎県 中学1年生)

太陽と蝉の長崎目や耳に煮えたぎってる被爆の残像
(長崎県 高校3年生)

※昨年はこの記事をブログに書きそこねたので、以下に第22回入選作品から2点。

一面を華やかにする金メダル原爆の記事かたすみにあり
(北海道 中学1年生)

届けたい 世界中にこの言葉 ぬちどぅたから“ぬちどぅ、たから”
※「ぬちどぅ、たから」は沖縄地方の方言で「命こそ宝」の意。
(愛知県 高校2年生)

この他にも、大学が主催している短歌や俳句のコンクールがある。

第8回同志社女子大学短歌コンクール「SEITO百人一首」

あまりにもひどいナイジェリアカメラマン カメラをすてて平和を祈る
(大阪府 高校2年生)

国守り人を守って地の果てに 散る若者もいることを知る
(埼玉県 高校2年生)

龍谷大学第6回青春俳句大賞

(もうすぐ第7回が発表になります)

原爆の日の秒針を見つめをり
(東京都 中学3年生)

千羽鶴一羽ちぎれて晩夏かな
(長崎県 高校3年生)

【関連記事】

「平和」を見つめる若い感性(現代学生百人一首)③(2008/1/15)

「平和」を見つめる若い感性(現代学生百人一首)②(2007/1/15)

「平和」を見つめる若い感性(現代学生百人一首)(2006/1/15)

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