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2008年1月15日 (火)

「平和」を見つめる若い感性(現代学生百人一首)③

ことしも東洋大学「現代学生百人一首」の入選作品が発表された。

このイベントは1987年に東洋大学が創立100周年記念事業の一つとして始めたもので、この21年間に寄せられた作品総数は82万首を超えているという。

寄せられた作品のなかにはその時代の平和の状況を代表したものも多い。

新しい平和がみえたヨーロッパやっと解けたよベルリンの壁
(高3女子・1990年)

アメリカのテロ報復が行き先を変えてしまった修学旅行
(高2女子・2002年)

戦争の終わりの証は何ですかイラクの瓦礫に立つ子どもたち
(高2男子・2006年)

15日に発表された、ことしの作品のなかから、平和や戦争に関するものを拾ってみた。

これ以外にも「31文字」に込められた感性豊かな学生たちの短歌がたくさん寄せられているので、ぜひ東洋大学のサイトをご覧いただきたい。

第21回東洋大学「現代学生百人一首」

無言館絵のうったえに答え出ず何をすべきかたたずむ私
(東京都 中学2年生)

「俺は何故生き残ったんだ」涙する祖父の背中に言い返せぬ夏
(神奈川県 高校1年生)

猛毒の枯れ葉剤でもドクちゃんの生きる希望は枯らせなかった
(京都府 専門学校1年生)

八月の長崎の空ためらって大雲は影をやさしく落とす
(長崎県 高校1年生)

この他にも、大学が主催している短歌や俳句のコンクールがある。

それぞれ「優秀賞」「入選」などと選考委員会が選んでいるが、おすぎにはその違いをわかるだけの力が無いので、順不同で以下に掲載させていただく。

第6回同志社女子大学「SEITO百人一首」短歌コンクール

涙さえあとかたもなく奪いさる深き悲しみ広島の夏
(徳島県 高校2年生)

忘れへん楽しかった思い出と沖縄の人の笑顔と戦争
(大阪府 高校1年生)

広島で大きい骨のそばにある小さい骨見て平和を願う
(シンガポール 高校1年生)

近代史この1ページでどれだけの尊い命が奪われたのか
(千葉県 高校3年生)

黒板の先生が描いた戦争の絵胸に残ったチョークの傷跡
(岩手県 高校1年生)

龍谷大学第5回青春俳句大賞

椅子一つ足らぬ机や沖縄忌
(茨城県 大学4年生)

雑草の中大樹あり沖縄忌
(千葉県 大学1年生)

國學院大學第9回高校生創作コンテスト

【短歌の部】

爆音を 響かせ飛ぶは 軍用機 横田の空へ 吸い込まれゆく
(山梨県 高校3年生)

行脚する 八月六日の 雲のない 広島の空 平和を祈る
(山梨県 高校2年生)

【俳句の部】

飛車の駒 まっすぐ進む 原爆忌
(青森県 高校3年生) 

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「平和」を見つめる若い感性(現代学生百人一首)②

「平和」を見つめる若い感性(現代学生百人一首)

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