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2008年1月14日 (月)

息子の成人式(「平和」は我が家から・・・89)

2008_1_14 今日、上の息子が成人式を迎えた。

大学の入学式の時につくったスーツを着て、中学時代からの友人たちといっしょに、市の成人式に出かけて行った。

案内によれば、恩師とのクイズ大会や抽選会などもあるとのこと。

まぁ、今夜は遅くなるんだろうなぁ・・・。

我が家には、子どもたちのちっちゃい時の写真が飾ってある、というよりは、不規則にあちこちに貼ってあったり、おいてあったりというほうが正しいかも・・・。

そんな写真を見ながら、成人式を迎えた息子の小さいときを思い出してみた。

【出産のとき】

生まれたのは、12月のだいぶ押しつまった頃。

夜になって破水し、病院に向かおうとタクシーをさがしたが、折からの忘年会・クリスマスシーズン。空車はなく、客を乗せたタクシーばかりが通り過ぎる。(この時にはまだ我が家には車がなかった)

駅まで行けば・・・と思って行ったものの、そこには長いタクシー待ちの列。

結局、大きなお腹を抱えた連れ合いと入院用の大きな荷物を抱えた私は、1.5キロを歩き通し、なんとか病院に到着したのだった。

【病気のこと1】

6ヵ月くらいの時だったと思うけど、職場に連れ合いから電話が入った。(まだ、ケータイの無い時代)

「血便が出てるみたいだからこれから救急車で病院に行く」というような。(そんな、大げさなと思ったような・・・)

救急病院では処置できず、そこから日大病院に向かった。

結局、腸が重なってしまい、放っておくとそこが壊死してしまう腸重積という病気だった。

こちらも日大病院に着き、お医者さんから説明を受けた。

「高圧浣腸でバリウムをおしりから入れる」

「それでもどらない場合には、バリウムを入れているので、固まらないうちに開腹手術をする」

そんな内容だったと思う。

二人で先生に「よろしくお願いします」と深々と頭を下げたのを覚えている。

結局、浣腸で無事に重なっていた腸が元にもどり、大事に至らずに済んだ。

この時ほど、お医者さんが頼もしく、ありがたいと思ったことはなかった。

「わずかな血便を私が見逃さなかったからよ。母の勘っていうやつですかねェ」と今でも連れ合いが言う。

【病気のこと2】

4~5歳の頃の写真を見ると、左側の黒目が内側に寄っている。

内斜視という目の病気だ。

ちょうど下に弟が生まれ、両親の関心がそちらに集中してしまっていた頃だ。

保育園の先生が先に気づき、初めは冗談でやっているのかと思っていたが、元にもどることもあるけれど、しだいに内側に寄っていってしまう。

「遠視が強すぎてなることもある」と眼科の先生に言われた。以降、遠視矯正用のメガネをかけるようになった。

検査の前には眼孔を広げるために点眼をするが、これをつけると光をとてもまぶしく感じるようで、しばらくは明るいところに出るのを嫌がったりしていた。

病院通いの車のなかで聴きながらいっしょに歌っていたのが、南こうせつの「まき割りはつかれますね~、お父さん♪♪」という、確か「うちのお父さん」という曲だった。

結局、小学校に上がる前の春休みに手術をすることになった。

眼球をを引っ張っている外側の方の筋肉を数ミリ切り取ってつなげ、黒目を真ん中にもってくるというものだ。位置が合うかどうかはお医者さんの腕にかかっている・・・。

手術が終わり、全身麻酔から覚め始めると、息子がストレッチャーの上で大声を出し、暴れ始めた。

先生といっしょに押さえつけた。その手に噛みつこうとしつつ息子の放った言葉。

「離せー、くそじじい!!」と言いたい放題・・・。


と、そんな息子も今日が成人式。

こわい姉ちゃんと大きな弟に挟まれて、大きな病気もしつつ、よくぞ育ってくれました。

のんきな大学2年生の君に、注文はいろいろあるけれど、

いまは「成人おめでとう」の言葉を送りたい。

(今日だけだよ、明日からはまた小言を言うからね!)

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