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2006年5月29日 (月)

この1週間(「平和」は我が家から・・・37)

12時間の記憶を失った日から1週間がたった。
なんとも、すっきりしない1週間だった。

12時間のうち、まぁ寝てしまった時間は空白でも構わないとして、飲み屋から家に帰るまでの1時間半の空白がどうしても埋まらない。

飲み屋を出たのはたぶん8時半ごろのはず・・・。

最後まで一緒に飲み、たぶん飲み屋の前で別れたはずの連れは、9時前にはネットの掲示板に総会の報告を書き込んでいる。

私はといえば、中3の息子が言うところによれば、10時半に帰宅したとのこと。
ということは、飲み屋から少なくても家に帰るまで2時間近くかかっていることになる。

昨日の日曜日、ウォーキングのついでにちょっと遠回りして、先週のあの飲み屋まで行ってみた。

そこから家まで、たぶん通ったであろう帰り道をたどってみた。

交差点をわたって、まっすぐ行くと警察署の前を通ることになるので、たぶん本能?でここは左に曲がったにちがいない・・・。

とすると、この道を通ったはず・・・。

などと考えながら家まで歩いたが、10分で着いてしまった。

まぁ酔っていたんで2倍かかるとして20分。

さらに、自転車を引いていたんで2倍かかるとして40分。

それでも、1時間以上はどこで何をやってたのか、さっぱりわからない・・・。

この1週間は少々自重していた。

と言ってもお酒を飲まなかったわけではなく、種(酒)類を減らして、ビール?だけにしておいた。

が、明日は歓送迎会もあることだし、いつまでもさがしてもみつからない記憶をさがしているのもなあ・・・。

解禁だなあ・・・!

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2006年5月22日 (月)

6時半から6時半までの記憶(「平和」は我が家から・・・36)

朝、6時半に目が覚めた。

いつも6時半にセットしている目覚まし時計は、今朝はセットされていなかった。

う~っ、そういえば昨日は飲んでたんだよなあ・・・

なんで、ここ(我が家)で寝てるんだあ・・・

と、昨日の記憶をたどりはじめた。

昨日は午後から、おすぎも役員をしている保育関係の団体の総会があった。

1時から4時まで休憩なしで会議をし、片付けた後、みんなで飲みに行こうということになった。

会場を出て10分ぐらいのところにあるお店に向かったが、そこには「準備中」の札が・・・。

5時開店だという。

が、そこは押しの強い方がいて、「飲み物だけならOK」ということになった。

もちろん、ビールが飲めればそれでいいです~。

2006_5_22_1 何度か乾杯をして、生ビールを飲み終わり、さて次は何にしよううかなあ・・・とメニューを眺めていたら、お店のおばちゃんが「サービスです」と言って、韓国焼酎を1本テーブルにおいて行った。

なんちゃらサービス期間中で、「4名様以上に韓国焼酎1本サービス!」だという。

ストレートで飲むのが美味しいとかで、氷だけもらって、ロックで飲むことにした。それもビールのジョッキで・・・。

焼酎党は4人だったので、まもなく1本が空き、「12人いるんだから、もう1本サービスにならないの?」などと交渉したが、これは無理で結局同じものを続けて頼んだ。

そうこうしているうちに2時間がたち、「そろそろ終わりにしようか」ととりあえず清算した。

時計を見ると6時20分。

焼酎もまだ少し残っていたので、「あと10分だけ」と3人が残った。

どうも、その後、生ビールを飲んだような気がする・・・

店を出て、方角の違う2人と別れたような気がする・・・

あれ、自転車はどうしたんだっけ・・・

ふとんから起き上がり、洗面所に向かった。

あれ、これオレのパジャマじゃないよ・・・

そっと玄関を開け、自転車があるのを確かめた。

おーっ、自転車あるね~

ってことは、乗ってきたのかな・・・

いや、まっすぐ走れなかったので押したような気もするけど・・・

どこの道を通ってきたんだろう・・・

よく帰ってこられたな・・・

鏡を見ると、髪の毛はベタベタしてないし、ちゃんと風呂には入っていたらしい・・・

昨日は、連れ合いと娘は神宮球場に行っていたし、上の息子はサークルとかで出かけていて、家には中3の息子だけがいたはずだ・・・

だが、その息子とどんな会話をしたかなんて、まったく記憶にない。

起きてきた息子に聞いてみた。

「お父さん、昨日何時ごろ帰ってきた?」

「10時半ごろじゃん」

「お風呂入ってた?」

「なんか、シャワー浴びるとか言ってたよ」

「お父さん、何か変なこと言ってた?」

「ちょっとぷりぷりしてたけど、いつものお父さんだったよ」
「すぐ寝ちゃったし」

シャワーを浴びた記憶もない・・・

ここまで記憶がないのはほとんど初めてだ。

今回はどうやら事なきを得たようだが、気をつけねば。

出掛けにケータイを見ると昨日息子が打ったメールが3通入っていた。

「何時ぐらいになるの?」

「何時になるの?」

「かぎもってる??」

ごめん、ごめん・・・

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2006年5月20日 (土)

曇りのち晴れのち台風?のち晴れのち曇り・・・

2006_5_20 朝、ワンコの散歩をさせているときには、まだ曇っていた。

昨夜の雨であちこちに水たまりができていた。天気予報も悪いし・・・。

「うん、これなら今日のスポーツ大会は中止だな」とたかをくくっていた。

もちろんネクタイをしめて出かけたわけだが、通勤途中でにわかに陽が差してきた。

「まぁ、グラウンドの水はけは悪いし、中止だろう・・・」

と、ところが気温はぐんぐん上がり、風も湿ったグラウンドを乾かし、結局、予定通り午後からのスポーツ大会は実施されることになった。

雨の心配をするどころか、熱中症の心配をしなければならないほどの暑さの中で、スポーツ大 会は始まった。

まぁ、実行委員会は一生懸命準備してきたんだし、よかったよかった・・・。

と、ところが3時半を過ぎた頃から急に空がかき曇り、黒い雲がみるみる上空に迫ってきた。と、思うまもなく突風とドシャ降りの雨・・・。

結局、スポーツ大会は2回戦が終わったところで雨天中止に。32チームが参加していたので、試合はまだ半分残っていた。

1時間ばかり降り続いた雨が上がると、再びぬけるような青空が広がってきた。

が、家にたどり着く頃にはまたまた暗雲が空をおおい、写真のような風景になった。

曇りのち晴れのち台風?のち晴れのち曇り・・・とめまぐるしく変わる今日の天気だった。

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2006年5月15日 (月)

ドリームジャンボ発売!(買わなきゃ当たらん!)

億万長者が152人も誕生!!

1等2億円が38本2等1億円が114本!!(38ユニットの場合)

3等1,000万円が380本!

<宝くじコーナー・トピックス>(みずほ銀行)


2006_5_15 な~んて書いてあると、やっぱり買ってみようかなって気になっちゃいますよね・・・。
「射幸心をあおる」ってやつでしょうか。

1等・前後賞合わせて3億円のチャンス!のあるドリームジャンボ宝くじが今日(5/15)から発売開始とのことです。

おすぎも W income のころには多少お小遣いが自由になっていたので、結構宝くじを買っていました。

ドリームジャンボ・サマージャンボ・年末ジャンボ、そのほかにグリーンジャンボなんていうのもありましたっけね。30枚とか、時には100枚とか買っていましたね・・・。

で、当たったのは、5万円が1回、3万円が1回、あとは1,000円とか300円とか(当たってないって!)ですが。

5万円とか、3万円は「当たった!」と口に出したとたんに終わっちゃいました。

結局、飲みに行ったり、ご飯を食べたり、「ようし、もういっちょう!」なんて次の宝くじに突っ込んじゃったりして・・・。

今回は、ささやかに10枚買って、夢を見させてもらおうと思っています。

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2006年5月14日 (日)

今日は「母の日」(「平和」は我が家から・・・35)

今日は「母の日」だ。

我が家でも、子どもたちが連れ合いに「母の日プレゼント」を用意した。

西友に買い物に行った中3の息子からメールが入り、
「母の日の、靴下でいいかな?」

「OK!」と返事を打ったら「了解」と返ってきた。

朝帰りの大学1年生の息子は、夕方買い物に出かけた。

「ママはTシャツがほしいって言ってるんだけど、2千円ぐらいのでいいかな?」って聞かれたので、

「千円かそこらでいいんじゃないの」と答えておいた。

どうもあまり金がなさそうなので、バトンを渡すように千円札を1枚カンパした。

2006_5_14 夕食を食べ終わってもわたす気配が見えないので、クチパクで「わたせば」と催促した。

上の息子からは、ちゃんとした箱に入ったTシャツ2枚!

中3の息子からは、赤いカーネーションのついた袋に入った靴下3枚!

私からは・・・。

昨日のお昼に、連れ合いの好きなカレー屋さんに車で行き、腹いっぱい美味しいカレーを食べ、満足してもらっている。

さて、まだバイトから戻ってきていない娘からは何がわたされるんだろうか?

そういえば、2~3日前に娘から入ったメールに「電動自転車っていくらくらいするものなのかなぁ・・・?」っていうのがあったけど・・・。

まさかね? おいおい、電動自転車は5~6万するんだよ!

今日は「母の日」

結局、自分の母親には何もせずに一日が終わろうとしている。

電話だけでも入れようと思ったけれど、耳の遠くなった母親には、何で電話してきたのかも伝わらないかもしれない・・・、などと自分に言い訳を考えつつ・・・。

連休で顔を見た(見せた)からいいか・・・、などと思いつつ・・・。

来年の「母の日」まで元気でいてくれるだろうかとも思いつつ・・・。

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2006年5月13日 (土)

アイズ・ワイド・オープン

米フレンズ奉仕委員会(AFSC:American Friends Service Committee)が主催する「アイズ・ワイド・オープン」(Eyes Wide Open)という企画・展示が、この週末ワシントンの米連邦議会議事堂前広場で開かれていることを知った。

議事堂前の広場には、イラク戦争で戦死した2,300を超える米軍兵士の軍靴と戦争の犠牲になって死んだ10万人以上のイラクの人々を表す靴が並べられているいう。

2006_5_13 このイベントを呼びかけるポスターには

SILENCE OF THE DEAD
More than 2,300 U.S.troops and 100,000 Iraqi children, women and men have been killed since the beginning of the Iraq war.

VOICES OF LIVING
Come to the National Mall in Washington, D.C. May 11-14, 2006 to mourn for the dead and call for an immediate end to the Iraq war.

と記されている。

死んでいった人たちの無念さに心を寄せ、生きている私たちが戦争をストップさせるためにできることをやっていかなければならない・・・。

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2006年5月10日 (水)

ゴールドシュタイン2006--共謀罪シミュレーション--(転送転載歓迎)

私がひっそりと参加しているメーリングリストに「共謀罪」に関しての短編小説? が送られてきた。
「転送転載歓迎」とのことなので、そのまま転載させていただきます。
(「短編」といっても、ちっと長いのですが・・・)

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 ゴールドシュタイン2006
――共謀罪シミュレーション――


 土曜の早朝、彼らはとつぜんやってきた。

「なんですか、こんな朝早くに……」

「警視庁です。家宅捜索令状が出ています。」

「家宅捜索って……いったい私たちが何したって言うんですか?」

「組織的威力業務妨害の共謀容疑です。中に入れてください。
 ご近所はまだ寝ています。ここで押し問答もなんですから、
 中に入れてくれませんか。」

 玄関口に出ていた私と妻は、何が何だかわからないまま、
 彼らを中に入れた。

「鈴木大輔さんと奥さんの智子さんですね。
 最寄りの警察署に任意でご同行願えますか。」

「子どもは……子どもがいるんですが。」

 生まれて初めて令状というものを見せられた私は
 眠そうに目をこすりながら怪訝そうな顔をしている
 まだ小さな娘の方を振り返りながらそう言うのが精一杯だった。

「お子さんは私どもの婦警がお世話させていただきます。」

「あの……ソシキイリョクなんとかって……どういうことなんですか。」

「向かいの国立細菌戦防疫研究所の建設予定地で座り込む計画を立ててました
 よね。」



 初めて入る警察の取り調べ室はテレビのドラマで見るのと
 よく似た感じだった。

「あの、妻と一緒にはならないんでしょうか?」

「奥さんには別の部屋でご協力いただいています。
 私は警視庁公安部の平田です。
 すみませんねえ、お休みにご足労いただいちゃって。」

 ずいぶん丁寧な刑事だ。この相手ならば話が通じるかも知れない。

「どうですか、お仕事の方は。課長さんともなるとお忙しいんでしょう?
 そうそう、区役所から受注している業務システム・プロジェクトの
 責任者でいらっしゃるんでしたよね。納入期限も近いし、そろそろ
 追い込みですか。」

 仕事のこともすっかり調べ済みらしい。
 気がつかないうちに警察が職場に行っていたのかもしれない……そう思うと
 不安が襲ってきた。

「あの、弁護士を呼びたいんですが……」

「弁護士? お知り合いがいるんですか?」

「いえ、いませんが、たしか弁護士会に頼むと派遣してくれるはずじゃ……」

「派遣はしてくれますがね。どうしてもご希望なら連絡しますよ。
 でも、これは鈴木さんのために申し上げるんですが、
 秘密を守ってくれる、信頼できる弁護士さんをご存じですか?
 大丈夫ですか。職場とか隣近所の関係とか。
 私たちは公務員ですから守秘義務があって皆さんのプライバシーは必ず守り
 ますがね、弁護士さんっていうのは人によっては人権侵害だ、弾圧だと大騒
 ぎして社会問題にしたがる人もいるんですよね。特に当番弁護士になる人に
 はそういうタイプの人が多くて……。中には近隣に署名板まわす人までいま
 すからね。
 どうします、当番弁護士に連絡しますか?」

「……いや、やめておきます。」

「ご希望にならないんですね。」

「はい。」

「わかりました。ではご希望はなかったということで。
 ところで、お子さん、愛ちゃんですか、かわいいさかりですな。
 すごいですね、国立大学の附属幼稚園ですか。環境もいいところにある  
 し。」

 娘の幼稚園にまで行ったのか!

「あの、私たちはいつ頃帰れるんでしょうか……」

「ご心配なく。夜は児童養護施設もありますから。
 お子さんのことは我々で責任もって面倒を見ます。」

「そんな! 私たちは何も悪いことはしてませんよ!」

「してないですか? 本当に?」

「あの、その、さっき別の刑事さんが向かいの細菌研のことだって
 言ってましたけど、
 たしかに測量調査の抗議活動はしようっていう話はしましたけど、
 話し合っただけでまだ実際にやったわけではないし……」

「共謀罪、聞いたことありませんか?」

「キョーボーザイ?? いいえ……」

「来週の月曜、測量調査が来たら本当にやるつもりだったでしょう?
 座り込みしてでも阻止しようと。」

「……やってなくても罪になるんですか?」

「組織犯罪処罰法違反になります。2年以下の懲役または禁錮です。」

「そんな! 何も実際にはしてないんですよ。」

「同じマンションの5階の山田さん、ご存じですよね。
 山田さんの部屋からプラカードが押収されましてね。
 これは『実行に資する行為』と言いまして、
 何もしていないことにはもうならないんです。」

「私がやったわけではないのに?」

「誰かが準備を始めれば。全員アウトです。」

「でも、組織犯罪って言ってましたけど、別に私は犯罪組織に参加している
 わけではありません。それでもダメなんですか!」

「犯罪組織でなくても、組織的な犯罪はできますよ。団体であればいいんで
 す。」

「裁判が、裁判があります。裁判官がこんな滅茶苦茶、信じるわけがありませ
 ん! 私たちはただのマンション管理組合や町内会の集まりです。組織犯罪
 処罰法なんて法律を裁判所が認めるなんて、そんなことがあるはずが……」

「その中に、テロ集団が紛れ込んでいたとしたら、裁判所はどう思いますか
 ね?」

「テロ集団?」

「人民党――聞いたことありませんか。」

「ジミントウですか?」

「ジンミントウです。まだ世間には知られていませんが、国外のイスラム過激
 派とつながっている国際的テロ組織で、密かに勢力を拡大しているのを私た
 ちはつかんでいます。
 3階の大村教授、ご存じですよね。」

「ええ、知っています。今度の運動のリーダーですから。」

「大村教授が人民党のメンバーだったら、どうします?」

「えっ! 本当なんですか。」

「もしあなた方の運動が、実は背後から人民党に操られている運動だとした
 ら、裁判所はどう思うでしょうか?」

「そんな馬鹿な……知らなかった……いったい……どうしたら……」

「もちろん、我々もあなたのような方が犯罪組織に属しているとは思ってませ
 ん。ご家族のことが心配で、守りたかった、ただそれだけのことなんでしょ
 う? お気持ちはよーくわかりますよ。」

「そうなんです! 細菌戦の研究をする研究所が住宅地のど真ん中にできるな
 んて……実験動物が逃げ出したり、テロで爆破されたりしたら、いったいど
 うなるのかと……苦労して手に入れたマンションや土地の値段も下がる
 し……私たちはただ生活を守りたかっただけなんです!」

「お気持ちはよーくわかります。しかし、法律をやぶってはいけません。
 もちろん、皆さんには思想・信条の自由があります。心の中で反対すること
 は自由です。しかし、行動に移したらもう心の中ではないですよね。他人と
 話しあうってことは、行動に移したってことなんですよ。」

 頭のなかがぐるんぐるんとまわりだした。いったいどうすればいいのか。

 犯罪者になれば仕事もクビになる。マンションのローンも払えなくなる。
 仕事を失い家を失えばホームレスだ。
 子どもは犯罪者の娘としていじめられるだろう。せっかく入った幼稚園にも
 居られなくなる。

「困ります! 何にもしていないのに懲役2年なんて、困ります! 何とかな
 りませんか?」

「道がないことは、ありません。」

「あるんですか! 何か方法が? どうしたらいいんですか?!」

「捜査へのご協力しだいです。」

「協力って?」

「証言していただけませんか?」

「証言って……そしたら罪を認めることになっちゃうじゃないですか」

「共謀罪には『自首すれば刑が減免又は免除される』という規定があります。
 あなたの場合は、もちろん自首ではありません。なにしろ、捜索令状が出て
 いるんですからね。が、この規定は重大な犯罪を未然に防ぐためにありま
 す。事件の防止に役立つ証言をしていただければ、この規定の趣旨にかんが
 みて、検事が不起訴にするよう、なんとか話をつけることも、できない相談
 ではありません。私が責任をもって担当検事から不起訴の約束をとりつけま
 しょう。」

「お願いします! 何でも協力しますから!」

「では、証言してくれますね。」



     『 国際テロ組織が細菌戦防疫研究所の建設を妨害
           住民団体に潜入し組織工作      』

 新聞各紙の1面トップに大きな見出しが踊ってからそろそろ1年になる。

 警察が毎日守ってくれたので幸い取材攻勢にはあわなくて済んだが、
 ワイドショーは連日大騒ぎとなった。

 結局、起訴になったのは大村教授と、マンション管理組合や自治会の会長、
 最後まで否認した数人の人々だけだった。
 否認した人たちの中には、キリスト教や他のいくつかの宗教の信者たちが多
 かった。

 運動に参加した他の多くの人々は、証言することと引き替えに不起訴となっ
 た。不思議なことに最初に警察に通報したという独身者は裁判で証言しな 
 かったがこの人物も不起訴となった。この人物は引っ越してきたばかりだっ
 たが、事件のあとまたどこかへ引っ越していった。

 私もその後、けっきょくマンションから引っ越した。

 向かいに細菌研が来ることもあったが、
 しかし、人間関係の問題が大きかった。

 それまで仲良くやっていた隣近所の関係がうまくいかなくなったのだ。

 皆、お互いに言葉を交わすことを避けるようになった。
 言葉を交わしてもギクシャクしてしまい、昔のようにはいかない。
 何かが変わってしまったのだ。

 それだけではない。
 私の中の何かが変わってしまった。
 何かを信じられなくなってしまったのだ。

 私は、家族を守るために、言われるがままに証言をした。
 大村教授から「人民党」への加入を誘われたとも証言した。
 いつどこで、と聞かれると実ははっきり覚えていないが、
 他の住民達もそういう勧誘を受けたと供述していると
 刑事から聞かされるうちに
 そういうことがあったような気がしてきたのだ。
 だから、はっきり覚えていないだけで、嘘をついたわけではない。

 何も知らない住民をだましてテロ組織に入れようとするなんて、
 大村教授という人物はまったく許し難い。
 警察が教えてくれなければまったく気がつかないところだった。
 私たちの証言だけで、他に証拠がないと言ってもテロ組織がそんな簡単に
 証拠を残すはずもない。
 私は正しいことをしたのだ。

 しかし――証言のときに法廷でつい見てしまった被告達のあの眼差しを
 なぜか忘れることができない。

 「なぜ嘘をつくの?」――彼らの眼はそう言っているように思えた。

 そして、娘のつぶらな瞳のなかに、二重映しで彼らのあの眼差しを感じる
 時、私はいい知れぬ恐怖を覚えるのだ。

 あれから、妻はわたしと目を合わそうとしない。
 生活の表には、あのとき以前とそっくりな、穏やかな日常の時間が流れてい
 る。けさも、娘を急かす妻のあっけらかんとした声が響く。
 そうだ、この空間を守るために、妻とわたしはすべきことをしたのだ。
 なのに妻は、わたしと目が合いそうになると、かすかに視線をそらす。
 わたしもだ。おたがい、どこまでも明るい声で、思いやりのあることばを
 交わしながら。
 妻とわたしの心の奥底で、なにか取りかえしのつかないことが起こってし
 まったのだろうか。だとしたら、この守るべき空間はいつまで守るべき空間
 でありつづけるのか。

 私は家族を守るために正しい選択をしたはずだ。
 だが、ひとりぼっちになってしまったように思えてならないのはなぜだろう
 か。


   ※注記:
   (1)作中、弁護士が秘密を守らないかのように刑事が心理戦をしかける
   くだりがあるが、弁護士は職務上の秘密を守ることを義務づけられてい
   る。
日本の刑事司法では取り調べの段階で弁護士の立ち会いが認められ    
ず、ビデオ録画もなされない。警察署の留置場に長期間閉じこめられる   
代用監獄制度と並んで、冤罪の温床として問題となっている。
実行行為を伴わなくてすむ、従って物証がなくても立件されてしまう
   共謀罪では、取り調べにおける供述誘導がもたらす危険性はとても高 
   い。
   (2)ゴールドシュタインとは、ジョージ・オーウェルの小説「1984
   年」に登場する、反政府組織のリーダー。じつは政府の嘘で実際には存
   在しない。
作中、大村教授が人民党のメンバーかどうか、本当はわからないこと   
に注意。それどころか、人民党なる組織が本当に存在するのかどうか自   
体、わからない。

参考資料への入り口
http://kyobo.syuriken.jp/link.htm

TOMINAGA Satoru
     富永さとる
MBA in Social Design Studies
(非営利組織とアドボカシー)

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2006年5月 7日 (日)

せまいけどひろい日本(桜前線北海道上陸)

北海道に桜前線上陸、道南でソメイヨシノ開花

北海道の函館市と江差町で、今日(5/7)初めてソメイヨシノの開花が確認されたという。

YOMIURI ONLINE が伝えている。

我が家でお花見をしたのは4月2日。

それから1ヵ月以上経っている。

すっかり桜のことは頭から離れていた。

2006_5_7 たまたま、70代のメル友からメールをもらい、そこに「弘前さくらまつり」の写真が添付されていた。

弘前城の桜のバックになっている岩木山にはまだまだ雪がたっぷり残っている。

弘前では、この連休中に桜が満開をむかえ、当初の予定を延長して「さくらまつり」が行われていたという。

狭いと思っていた日本も、こうしてみるとやっぱり広いんだね~。

北海道にも桜前線が上陸し、日本も全国的に春ですね・・・。

いや、沖縄はもう夏かな・・・。

南から北へと季節の移り変わりが花を見てわかるなんて、いいなあ~この国!(って強制されなくても自然と思えるものですよね・・・)

確かに沖縄は夏!でした。→ひまわり130万本満開/宮古島(5/7沖縄タイムス)

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2006年5月 5日 (金)

こどもの日に(7連休・・・最終日)

今日は「こどもの日」であって「子供の日」ではない。

25年ほど前に何かの雑誌でかあるいは大学の授業だったかで、「『子供』というのは子をお供や供えものとする見方。小さくても人格があるのだから『子ども』あるいは『こども』としてほしい」という考え方を知った。

素直な私はそれ以来、「子ども」と書いてきている。
流れによっては「こども」と書くこともあるけれど。

お昼前に中3の息子とバドミントンをした。
ちょっと風があったので? 思うようにラリーが続かず、「50回続いたら終わりにしようね」という当初の目標はあっさりあきらめ、最高19回というチョットなさけない結果で終わることになった。

2006_5_5 お昼ごはんを食べた後は昨日の分の「チャレクロ」(チャレンジクロスワードパズル&クイズ)<数独編2>にとりかかった。

「数字はいつも1人がお好き?」とサブタイトルの入った数字のパズルでルールは次のとおり。

Q.二重枠(色つきの枠)に入った数字の和はいくつでしょう?

①あいているマスに、1から9までの数字のどれかを入れます。
②タテ列(9列あります)ヨコ列(9列あります)、太線で囲まれた3×3のブロック(それぞれ9マスあるブロックが9つあります)のどれにも1から9までの数字が1つずつ入ります。

数字が苦手の私と、数学が苦手の中3の息子が頭を寄せ合って格闘すること?時間・・・。
ビール休憩が入ったり、途中で推測で入れた数字が間違っていることがわかって、もう一度初めからやり直したり・・・。

でもとうとうやり遂げましたね~。息子と二人で喜び合いました。
こんなものでもやり遂げると達成感があるものですね。

興味のある方はぜひこちらのサイトをご覧ください。
1週間の「チャレクロ」がご覧になれますし、まだ応募できますよ。
http://www.asahi.com/special/gw2006/challecro/0505.html

なお、Puzzle Japanの数独のページはこちらにあります。
http://www.puzzle.jp/letsplay/play_sudoku-j.html

今日は「こどもの日」

国民の祝日に関する法律では「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日とされている。

「母の日」も近い・・・。

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2006年5月 4日 (木)

来年の今日(5月4日)は「みどりの日」(7連休・・・6日目の2)

今日5月4日は「国民の休日」という名前の祝日である。
おかげで、私も7連休をとれている。

ところが、来年の今日は祝日にはちがいないが「国民の休日」ではなく「みどりの日」になるという。

「みどりの日って4月29日じゃないの?」って、私も思いました。

昨年5月13日、衆議院に続き参議院本会議にて、いわゆる「昭和の日」法案が可決され、「みどりの日」であった4月29日が「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。」「昭和の日」として制定されていたのです。

その玉突きで「みどりの日」が「国民の休日」であった5月4日に移動になったというわけです。

「そういえばそんなことを聞いたことがある」って言うのが私の正直なところ。

「まぁ、休みが減るわけじゃないから、どうだっていいじゃない」というのが多くの方の思いでしょうか・・・。

「自由と平和を愛し、文化をすすめる。」とされる11月3日の「文化の日」もいずれ「明治の日」になっちゃったりするんでしょうか・・・。

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6199万分の4.5(7連休・・・6日目)

2006_5_4_1 警察庁の発表によれば、ゴールデンウイーク期間中(4月29日-5月7日)の行楽地への人出予想は6199万人だという。
まったく出かけない人もいれば、2度3度と出かける人もいるに違いない。

我が家では、5月3日、4日で奥多摩方面に出かけてきた。
奥多摩方面が警察庁予想の行楽地に入るとすれば、6199万人分の4.5人ということになる。

何で4.5人なの? と思われる方もいるかもしれないので・・・。

確かに家を出たときには、我が家5人全員が車に乗っていた。
しかし、途中で出かけるときから不機嫌だった姉ちゃんが「気持ち悪い・・・」と言い出し、結局、とある駅の近くで降りてしまったのだ。
(知っている駅の近くになったので、「気持ち悪い・・・」と言い出したと推測するむきも一部にはあるが・・・)

というわけで奥多摩に着いたときには4人。なので統計上は「4.5人」ということにした。
まぁ、今回はワンコも連れて行ったので、実数としても「4.5人」でいいのかも。

奥多摩方面には私の実家があり、年老いた母親が暮らしている。

腰が曲がり、地面と平行? に体を曲げて、あちこちにつかまりながら、すり足で歩をすすめる。

耳も遠くなり、目もどうやらあまりよく見えないようだ。

「嫌なことは聞かなくてすむし、見なくてすむから・・・」と言いつつも、なんだか寂しい。

つかまり立ちでヨチヨチ歩きの母親を見ると、人間て歳をとるにつれて、どんどん赤ちゃんになっていくんだと改めて思う。

老いていく母親を見るのはつらいものもあるけれど、会えるときには会いに行き、とりあえず元気な顔を見ておきたいと思う。

結局、大変だとはわかりながらも今年も1泊した。

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2006年5月 3日 (水)

憲法記念日に(7連休・・・5日目)

2006_5_3_1 ご存知の方も多いかと思いますが、「あたらしい憲法のはなし」という小冊子があります。

文部省が1947年5月3日に施行された新しい憲法(現日本国憲法)を広めるために、中学校1年生用の教科書として1947年8月に発行したものです。
もちろん手元にあるのは当時のものではなく、
日本平和委員会が発行した復刻版ですが。

今回、この小冊子をながめてみて、改めて「へぇ~」と関心をひかれるところがありました。
そのひとつは、「一 憲法」に書かれている前文に関する次の部分です。

  この前文には、だれがこの憲法をつくったかということや、どんな考えでこの憲法の規則ができているかということなどが記されています。この前文というものは、二つのはたらきを2006_5_3_2_1 するのです。その一つは、みなさんが憲法をよんで、その意味を知ろうとするときに、手びきになることです。つまりこんどの憲法は、この前文に記されたような考えからできたものですから、前文にある考えと、ちがったふうに考えてはならないということです。もう一つのはたらきは、これからさき、この憲法をかえるときに、この前文に記された考え方と、ちがうようなかえかたをしてはならないということです。

続けて次のように書かれています。

 それなら、この前文の考えというのはなんでしょう。いちばん大事な考えが三つあります。それは、「民主主義」と「國際平和主義」と「主権在民主義」です。「主義」という言葉をつかうと、なんだかむずかしくきこえますけれども、少しもむずかしく考えることはありません。主義というのは、正しいと思う、もののやりかたのことです。

そしてこの「国際平和主義」を実現するために定められたのが「戦争の放棄」なのです。

もうひとつは、第九十九条の「憲法尊重擁護の義務」にふれた部分。
 
「十五 最高法規」
 憲法は、國の最高法規ですから、この憲法できめられてあることにあわないものは、法律でも、命令でも、なんでも、いっさい規則としての力がありません。これも憲法がはっきりきめています。
 このように大事な憲法は、天皇陛下もこれをお守りになりますし、國務大臣も、國会の議員も、裁判官も、みなこれを守ってゆく義務があるのです。また、日本の國がほかの國ととりきめた約束(これを「條約」といいます)も、國と國とが交際してゆくについてできた規則(これを「國際法規」といいます)も、日本の國は、まごころから守ってゆくということを、憲法できめました。
 みなさん、あたらしい憲法は、日本國民がつくった、日本國民の憲法です。これからさき、この憲法を守って、日本の國がさかえるようにしてゆこうではありませんか。

「あたらしい憲法のはなし」の全文はこちらでご覧になれます→青空文庫

日本国憲法もまもなく60歳。還暦を迎えます。
ぐるっと回った暦のように、もう一度新鮮な気持ちで60歳になる憲法を素直に受けとめ、噛みしめたいと思います。

子どもたちに「お父さん、日本のあの憲法はどうしちゃたんでしょうね・・・」と言われないためにも。

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2006年5月 2日 (火)

おけら犬(7連休・・・4日目)

7連休も折り返し点を迎えた。
連休も始まる前や始まったばかりはいいのだが、残り少なくなってくるとだんだん気が重くなってくる。

今日は我が家のワンコの狂犬病予防注射に出かけた。

車に乗り込む時にはいきおいがいいのだが、いくつか交差点を過ぎ、車が動物病院に向かっているのがわかる(?)と、「く~ん・・・く~んん」と鳴き始める。

動物病院に着き、連れ合いが受付を済ませて順番を待っている間、ワンコと私は外で待っている。
ワンコは全体重をかけて、少しでも病院から離れようと引っ張り始める。

動物病院に行き始めた頃には中の待合室で待っていたこともあったが、あまりの鳴き声や逃走を試みようとする騒ぎで、回りのおとなしく待っているワンコやニャンコにも迷惑をかけまくり、結局外で順番が来るまで待っていることになったのだ。

外にいても「くわ~ん、くわ~ん」と悲しそうに鳴き、道行くおばあちゃんに「どうしたの? あっそう、注射がイヤなの。大丈夫よ」などとなぐさめられたりする。

順番が来て、入り口のドアを開け、待合室を抜け、診察室に入ろうとすると抵抗もピークをむかえる。
手足(?)をバタバタさせて抵抗するワンコだが、下がよくすべるタイル張りなので、ほとんどおけら状態で腹ばいになったまま、診察室の中に引きずり込まれる。

ここ数年は診察室に入ると覚悟がきまるのか、比較的おとなしく体重測定、検温、そして注射とすすむ。
もう10年以上お世話になっている先生は、「年とったからかもねー、おとなしくなったよね」と言ってくれる。

しかし注射が終わると、再び飛び出さんばかりのおけら状態で、床の上をクロール(バタフライ?)しながら、一目散に玄関を目指す。

2週間後には8種混合の注射をしにもう一度来なくてはならない。
また同じことが繰り返される。

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2006年5月 1日 (月)

5月1日はやっぱりメーデーかな・・・(7連休・・・3日目)

2006_5_1 今日は5月1日。メーデーである。

式典の開始が11時と聞いていたので、出足が鈍ってしまい、おまけに電車も遅れたので、結局会場の代々木公園に着いたのは、11時近くになっていた。

昔の職場の仲間を見つけ、式典のあいさつなどはそっちのけで、1本500円のスーパードライをごくごくと・・・。

500円は高い! と思いつつも、今日の暑さのせいもあり、おまけに「組合の支部財政で出すから」といううれしいお言葉もあって、美味しく飲めた。

主催者発表4万1000人とのことであったが、会場内は結構移動の自由もきいたので、そんなには・・・、というのが実感。警察発表はまだわからないが、まぁ2万人といったところでしょうか・・・。

明治公園までの3キロを歩き、喉が渇いたところで「交流会」と称してまたまた飲み始め、結局カラオケまで行ってしまって・・・。

年々、我が部隊のデモ(パレードと言ってるところもあるけど)の隊列が短くなってきているのはチョット寂しいけれど、まぁ今年も楽しく5月1日が過ごせたのでよかったとしよう。

せっかくなので、スローガンだけでも書いておきましょう。

<メーデースローガン>
働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう

<メインスローガン>
Ⅰ.ストップ 戦争する国づくり!
  許すな憲法改悪・国民投票法。教育基本法改悪反対。米軍基地再編強化反対。

Ⅱ.大企業は社会的責任を果たせ!
  リストラやめろ、雇用をつくれ!すべての労働者に賃上げを。

Ⅲ.安心して暮らせる社会を実現しよう!
  庶民大増税・消費税引き上げ反対、社会保障を充実せよ。

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