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2005年12月29日 (木)

あれから5年・・・21(終わりに/いまは)

あれから5年が経った。
退院後もおよそ3年間は買い物や子どもの学校の面談など、必要最小限の外出だけで、基本的には家で過ごしていた。「引きこもり」に近い状態だった。

3年間の「充電期間」を経て、2004年の春、某私立大学の3年次に編入し、心理学の勉強を始めた。
何だか嬉しくて、コツコツ貯めていたへそくりをうっかり「入学手続金にして」とポンと渡してしまった。(いま思うとちょっと惜しい・・・)

久しぶりの電車通学で、体力的には随分厳しそうだったが、若い学生たちの愚痴をこぼしながらも、ほとんど休まずに通い続けている。この冬休み中には卒論を書き上げ、3月には卒業するはず・・・。

気持ちの揺れ(落ち込み)はその後もあった。とくに6ヵ月や1年毎の定期健診(検査)の3週間ぐらい前になると気持ちが沈み始め、検査当日はぐったりと疲れ、その後検査の結果が出るまではなかなか気持ちが上向きにならなかった。

5年間飲み続けたホルモン剤・ノルバデックスの服用もこの秋で終わった。
直後に心配な症状が続いて、子宮体がんの検査を受けた。ノルバデックスを服用していると出やすいと言われている病気。
1週間後、検査の結果を聞きに行った日に
「大丈夫だったよん! 心配かけてばかりでごめんね(*^-^*)」とケータイにメールが入ったときには、正直ほーっとした。

術後10年間転移・再発がなければ、ほぼ大丈夫だと言われている。いまはちょうど5年というターニングポイントを回ったところ。
安心はできないが、とりあえず次の5年に向かって行ける。

連れ合いの病気がわかった後は、毎日の何気ない日常というものがホントはすごく幸せで大切なことなんだと思ったのだが、とりあえず元気になってくれると、その気持ちを少しずつ忘れかけていたように思う。
5年前を振り返ってみて、改めていま、一日一日を大切に過ごしていきたいものだと思っている。

「あれから5年・・・」はこれで終了します。
連れ合いが見れば、「あなたの都合のいいことばかり書いて・・・」と言うかもしれません。
もちろん、ここには書いていないこともあるし、「修羅場」も多少はあったし、忘れてしまったこともあるはず・・・。
でも、この日記(覚書)に書かれた3ヵ月の日々は、「生きる」ということに向き合った結構「濃い」3ヵ月間だったと、いま振り返っても思います。

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2005年12月25日 (日)

あれから5年・・・20(歩き始める)

2000.11.17
「太るのはね、良くないから。この病気にも、他の成人病にも」と執刀医の先生に言われたのが効いたのか、「歩こう」ということになった。
夜8時過ぎに、駅に向かって歩く。目標は駅前の本屋さん。1時間ちょっとかかって無事家に生還。
何日続くことやら・・・。

2000.11.22
こちらの帰りが遅くなった。
今日は歩いていないだろうと思って帰ったところ、小3の息子と二人で駅前まで歩いてきたとのこと。がんばってる。
昼間は息子の学校の個人面談があって、ひとりで出かけた。
午前中は歯医者に自転車で行ったという。
「自転車はまだこわい。自分が思っているのとちょとちがうほうに行っちゃう」とのこと。
「面談で久しぶりによその人と話したんで疲れちゃた」とも。

2000.11.23(勤労感謝の日)
朝、8時過ぎに一緒に愛犬の散歩に出かける。公園から野鳥の森公園。
落ち葉を踏みふみ歩く。「近くに散歩できるこんな場所があってよかったね」と改めて言う。
疲れたのか、昼寝(朝寝?)

2000.11.29
ノルバテックス服用後2週間目の検診。
10時40分からの予約だったが、待ち時間やら採血やらで2時過ぎまでかかったようだ。
かなりぐったりきたようで、「早く帰って」コールが携帯に入る。
でも、とりあえずは副作用もなく順調のようだ。

一緒に歩き始めた。
病気が分かる前とはまた違った意味で、文字通り一緒に歩き始めた。

自転車はまだバランスが崩れるようで、ちょっと危なさそう・・・。
でも、買い物やら学校の個人面談やらと、少しずつ外に出るようにもなった。

また、一緒に歩いていけることがうれしい。

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2005年12月17日 (土)

あれから5年・・・19(ノルバデックス)

2000.11.15
退院後、最初の執刀医の診察を外来で受ける。13時予定のところ、14時に呼ばれる。

手術時にとった乳房内のがん細胞、リンパ節の検査の結果を聞く。
乳房の回りにはがん細胞は無い。
リンパ節には転移していない。

したがって、ホルモン療法をやるのが一般的。
ホルモン感受性の結果は、ひとつは陽性、ひとつは陰性。
二つ陽性の人がよく効くが、ひとつ陽性なので効くと思う。
抗がん剤治療はなし。ホルモン療法でノルバデックスを一日2回飲む。
当面2週間飲んで様子を見る。2週間後に副作用などの確認のため来院のこと。

抗女性ホルモン剤・ノルバデックス
いわゆる更年期障害が副作用として出る。ほてり、他。
子宮体がんを助長するので、1年に1度は子宮ガン検診を受けたほうがよい。不正出血があればすぐ婦人科に。
一方、骨粗しょう症には効果がある。
5年間投与の予定。経過がよければ2年、3年で終わることもある。

リンパ浮腫はいつおこるかわからない。何年かたってから急に出ることもある。

雇用保険の傷病手当金の申請証明書を受付に依頼。5000円かかるらしい。
「金が無ければ証明書ももらえない」と嘆く。

4時に池袋で遅い(早い?)食事。一応お祝いだ!
クリスマス飾りを見て、「クリスマスは無理だと思っていたからうれしい」と。

退院後、執刀医の先生による初めての診察。
手術の際に採った組織やリンパ節の病理検査の結果を伝えられた。
幸いなことに他には転移していないようだ。
ほっとする。

そうか、街にはもうクリスマスイリュミネーションが飾ってあったのか・・・。

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2005年12月16日 (金)

「平和」は我が家から・・・12(いざ鎌倉!)

12月に入ると同時に、急にあわただしくなってしまった。
日曜日は2回とも「趣味」の保育運動関係の「つどい」が入り、裏方やらレポーターやらでバタバタと忙しく、おまけに仕事もそこそこ忙しかった。

ここにきて、ちょっと一息つける見込みがたったので、思い切って休みをとった。休日出勤の代休を入れて4連休!
連れ合いと「どこかに行こう!」ということになったが、結局今回はお泊りのなしの日帰りで「いざ鎌倉へ!」となったわけである。

京浜東北線・横須賀線と乗り継いで北鎌倉へ。20数年ぶりの鎌倉だ・・・。
「北鎌倉で降りて♪歩いてみませんか♪♪」などと懐かしい歌を思わず口ずさんでしまう。

2005_12_16  円覚寺~東慶寺(縁切り寺)~浄智寺~明月院~建長寺~鶴岡八幡宮と歩く。紅葉の時期も過ぎた平日。人出はかなり少ない。
車引きのお兄さんたちも手持ち無沙汰の様子。

そして最後に訪ねたのが銭洗弁財天。夕暮れ迫る境内の洞窟でしっかり1万円札を洗った。

迷いながらも鎌倉駅へ。駅に続く小町通りの宝くじ売り場でドリームジャンボを買った。もちろんちょっと湿っぽい1万円札で・・・。「葉山牛ステーキ」の看板にひかれてワインとステーキで夕食となった。

連れ合いの病気がわかった5年前から二人で旅行するようになった。
奈良・木曽・飛騨高山・花巻~鳴子と毎年1回は出かけている。
まあ、これはこれでいいものだ。

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